
みなさんこんにちは。
京都市でリフォーム工事を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。
今回は、堺市でおこなっていたリフォーム工事が無事に完了し、お引き渡しをさせていただきましたのでご報告です。
空調設備のリニューアルが課題に
今回のリフォームは、2×4(ツーバイフォー)工法の戸建て住宅で、もともとは全館空調が導入された住まいでした。
しかし、経年劣化により全館空調の交換が必要な状況に。ところが、全館空調の入れ替えは非常に高額になることが多く、さらに将来的にまた交換時期が来る可能性もあります。
そこで、お客様と相談のうえ、各部屋ごとに個別のエアコンを設置する方式へ切り替えるご提案をいたしました。
エアコン設置には電気工事が必須
問題は、もともと全館空調で設計されていたため、各部屋にエアコン用のコンセントがないこと。
そのため、分電盤から各部屋へ新たに電気配線を通し、エアコン用の専用回路を設置する工事が必要となりました。
しかし、この工事にはいくつかのハードルがありました。
・分電盤の容量の確認と調整
・2×4構造による電線の通線経路の確保
・各部屋にエアコンを設置できる壁面スペースの確保
これらをひとつひとつクリアするために、壁や天井の一部を解体して配線経路を確保する作業も発生。想定以上に大掛かりな工事となりました。
古いツーバイフォー住宅ならではの苦労も
今回の住宅は一昔前の2×4構造で、「直貼り天井」と呼ばれる工法が採用されていました。
この工法では、天井裏に配線を通すための隙間がほとんどなく、電気工事が非常に困難になります。
「コンセントを追加したい」と考えても、場合によっては大掛かりな解体と再施工が必要になることもあります。今回のお客様も、その点には少し驚かれていました。
無事にお引き渡しが完了しました

さまざまな課題を乗り越えて、無事にリフォーム工事が完了いたしました。
お客様の事情もあり写真の公開は控えますが、内装も美しく仕上がり、快適な空間に生まれ変わりました。
H様、このたびはご依頼いただき誠にありがとうございました。
興味のある方には、工事開始の際のブログもぜひご覧ください。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
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