
家づくりを始めると、「いつ建てるのが一番いいの?」という疑問は、多くの人が最初にぶつかるところです。
注文住宅は土地探し・プラン作成・着工・完成という長いプロセスがあるため、時期によってメリット・デメリットが大きく変わるのが特徴です。
特に、住宅ローンを利用する場合は「入居時期」が家計に直結します。
この記事では、12月入居が有利な理由、そして住宅ローンを使わない場合のベストタイミングについて分かりやすく紹介します。
なぜ“ベストな入居時期”を知ることが重要なのか
注文住宅は「建てたいと思った月」からすぐ完成するわけではありません。
契約〜完成までには、
- 土地探し(1〜3ヶ月〜数年)
- 間取り・仕様決め(3〜6ヶ月)
- 工事期間(4〜6ヶ月)
このように1年ほどの期間が必要になります。
つまり、“入居したい月”から逆算して家づくりを始めることが非常に重要なのです。
住宅ローン利用者にとって“12月入居”が有利な理由

① 住宅ローン控除(住宅ローン減税)の満額を受けられる
住宅ローン控除は「年末のローン残高」をもとに計算されます。
そのため、12月に入居すれば1年目から満額の控除を受けられるのが最大のメリット。
例:
- 4,000万円ローン → 控除対象は年末残高そのまま
- =控除額も最大化される
これが、1月や2月入居だと控除が翌年スタートになり、
控除を受けられる年数が1年減る可能性があるのです。
② 年度内の入居調整がしやすい
お子さまの進学・転園のタイミングを考えると、
12月入居 → 新年度までの引越し準備がしやすい
というのも大きな利点です。
住宅ローンを使わない人のベストタイミングは?
ローンを使わない方は「12月にこだわる必要」はありません。
しかし、“暮らしやすさ”や“費用の動き”を基準にすると、ベストなタイミングが明確になります。

① 税制面で最も良いのは「固定資産税の基準日(1月1日)後の入居」
固定資産税は「1月1日時点で家を所有している人」に課税されます。
つまり、12月中に完成・引き渡しすると翌年の固定資産税が丸ごと1年分かかるという仕組みです。
逆にいうと、
1月2日以降に引き渡すと、固定資産税が“1年後から”の支払いになるため家計が楽になる
というメリットがあります。
ローンがないなら、
- 1月〜3月引き渡し
はかなり有利。
② 暮らしの立ち上げがしやすい“春入居”はおすすめ
ローンなしの場合、
3月〜4月の入居は生活リズムを整えやすいというメリットがあります。
- 子どもの進学
- 新年度のスタート
- 職場の環境が変わるタイミング
など「生活の区切り」との相性が良い時期です。
③ 工事品質の面では“秋スタート”が安定
ローンの有無に関係なく、
実は工事品質の面でいうと 秋は気候が安定し、工事も進みやすい季節。
- 台風シーズンを避けられる
- 夏の猛暑での施工リスクが減る
実はこれも家づくりの隠れた重要ポイントです。
まとめ|「いつ建てるか」で家づくりの満足度は大きく変わる

住宅ローンを使う人は
「12月入居」が最大の節税メリット
住宅ローンを使わない人は
「1月以降の引き渡し」で固定資産税が1年遅れる
「春入居」は暮らしやすさも◎
そして、どちらにも共通するのは
入居時期からの逆算で家づくりを始めることが大切
という点です。
あなたの生活のリズム、家計の動き、家族の進学や仕事のタイミング。それらを総合して、無理のないベストな時期を選んでください。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。




