
家づくりの後悔で最も多いのが「間取り」。
建ててから修正することはできず、暮らしやすさを大きく左右します。
特に京都市では、狭小地・密集地・景観条例など独特の条件が重なるため、
“図面だけで判断すると暮らしにくい家になる” という落とし穴があります。
この記事では、京都市で家づくりを始める初心者向けに、間取りの後悔ポイントをまとめました。
- 1. なぜ間取りの後悔は多いのか|図面だけでは見抜けない理由
- 1.1. 図面は“生活”が見えないまま決まりやすい
- 1.2. 家事動線・収納・日当たりなど“暮らしの流れ”が反映されにくい
- 1.3. 京都市の狭小地・道路制限が間取りに影響する
- 2. 間取りでよくある後悔5選とは
- 2.1. ① 家事動線が長い・複雑で“生活が回らない”
- 2.2. ② 収納量・収納位置のミスで片付かない家になる
- 2.3. ③ リビングが暗い・風が抜けない(京都で最も多い後悔)
- 2.4. ④ 玄関・通路の幅が狭くてストレスが溜まる
- 2.5. ⑤ 子どもの成長や将来の暮らしに対応できない
- 3. 京都市で気をつけたい“地域特有の間取りリスク”
- 3.1. 隣家が近く、採光計画が難しい
- 3.2. 道路幅が狭く窓位置が制限されることがある
- 3.3. 景観条例の影響で外観・窓位置に制限がかかる
- 4. 後悔しないための間取りチェックポイント
- 4.1. 生活の1日(朝・昼・夜)を間取り上でシミュレーション
- 4.2. 洗濯動線・家事動線・帰宅動線を「線でつなぐ」
- 4.3. 収納は「使う場所の近さ」で判断する
- 4.4. 将来の暮らしの変化を間取りに織り込む
- 5. まとめ|暮らしを基準にした間取りが後悔を防ぐ
なぜ間取りの後悔は多いのか|図面だけでは見抜けない理由

図面は“生活”が見えないまま決まりやすい
図面は平面で、生活の立体的な動きが見えません。
「何となく良さそう」に見えても、実際に暮らし始めると不便に気づくことが多いのです。
家事動線・収納・日当たりなど“暮らしの流れ”が反映されにくい
間取りの良し悪しは線の太さや長さではなく、
“家事・育児・生活の動線がスムーズかどうか” にあります。
京都市の狭小地・道路制限が間取りに影響する
京都は道路幅が狭く建物が密集しているため、採光・通風の確保、窓位置、部屋の配置が制限されやすい特徴があります。
間取りでよくある後悔5選とは

① 家事動線が長い・複雑で“生活が回らない”
洗濯 → 干す → 取り込む → しまう
この流れが分断される家は、暮らしが一気に不便になります。
キッチンと洗面が遠い、などの動線も典型的な後悔ポイントです。
② 収納量・収納位置のミスで片付かない家になる
収納は「量」より「場所」。
使う場所から遠いと、物が戻らず散らかった家になります。
特に京都の縦長の家は収納の配置が難しく、慎重に計画したいポイントです。
③ リビングが暗い・風が抜けない(京都で最も多い後悔)
隣家が近く、窓を大きくしても光が入らないケースが多い京都市。
図面上では気づけない典型的な後悔ポイントです。
④ 玄関・通路の幅が狭くてストレスが溜まる
狭小地では廊下を削りがちですが、毎日の動線で「狭さ」は確実にストレスになります。
ベビーカーや荷物の運び入れにも影響します。
⑤ 子どもの成長や将来の暮らしに対応できない
- 将来の部屋数
- ワークスペースの必要性
- 親の同居や介護の可能性
こうした未来の変化を考慮しないと、住み始めて数年で間取りが暮らしに合わなくなることがあります。
京都市で気をつけたい“地域特有の間取りリスク”

隣家が近く、採光計画が難しい
京都は隣と近接している住宅が多く、南向きでも明るいとは限りません。
道路幅が狭く窓位置が制限されることがある
接道条件や安全性の観点で、思った場所に窓が設置できないことがあります。
景観条例の影響で外観・窓位置に制限がかかる
景観区域によっては、屋根形状や窓の大きさが制限され、間取りの再調整が必要になるケースがあります。
後悔しないための間取りチェックポイント

生活の1日(朝・昼・夜)を間取り上でシミュレーション
移動が多い箇所、動きが止まる箇所が見えてきます。
洗濯動線・家事動線・帰宅動線を「線でつなぐ」
線が長くなりすぎていないか、交差していないかをチェック。
収納は「使う場所の近さ」で判断する
キッチン横のパントリー、帰宅動線上の収納は特に重要。
将来の暮らしの変化を間取りに織り込む
子どもの成長、在宅ワーク、親の同居など、10年後を考えた間取りは後悔が少なくなります。
まとめ|暮らしを基準にした間取りが後悔を防ぐ

間取りの後悔は「生活が回らない家」をつくってしまう最大の原因です。京都市の特殊な環境では、特に採光・通風・動線の工夫が欠かせません。
図面の「きれいさ」ではなく、
あなたの「暮らしの動き」を基準に間取りをつくることが、後悔しない家づくりにつながります。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。




