リフォームは大きな投資を要するため、任せる工務店選びはとても大切です。
適切な工務店を選ばないと、要望と異なる結果や事故の元になりかねません。
この記事では、工務店選びで失敗しないために抱えておくべき基本と主要ポイントを解説し、実際の例や注意事項も紹介しながら、より実用性の高い情報を提供します。
リフォーム前に工務店を選ぶときの基本的な注意点
リフォームの成否は工務店選びに大きく影響されます。
以下に注意するべき基本のポイントをご紹介します。
顧客とのコミュニケーションを重視する工務店の見極め方
良い工務店は、顧客の意見や要望を心軟く聞き、それを最適な形で実現する方法を提案します。
これにより顧客は自分の理想に近い工事結果を得られるので、満足度も高まります。
一方的な説明ばかりで顧客の意向を無視するような工務店は避けたほうが良いでしょう。
そのような工務店は、工事が始まってからも不足やずれが発生しやすいため、初段階での調整が不可欠です。
ヒアリングの段階で、スタッフが実際に客に近い立場で考える態度を見極めましょう。
そのためにも、小さな疑問や要望にもこまめに応答してくれるか、広い選択肢を提示してくれるかという点に注目すると良いでしょう。
見積もりと契約内容でチェックすべきポイント
見積もりは詳細まで明細に提示されているかを確認しましょう。
例えば、「原材料費、労働費、資材買い付け費」などが明確に分けて表記されていることが重要です。
一般的な表現の見積もりでは、後で詰められる可能性があるため、できるだけ詳しく内容を確認することが必要です。
他にも保証条件やアフターサービスについて明言されているかどうかも見ておきましょう。
リフォーム前に知っておきたい工務店の体制とその重要性
工務店の内部体制も、リフォーム成功に大きく影響します。
純粋な技術力や経験だけではなく、ストレスなく連携し、問題が起きた際に速やかに対応できる体制が重要です。
営業担当者と施工担当者の連携
要望を伝える営業担当者と、実際に施工を行う担当者の信頼性は必須です。
体験者の反応や参考作品例を確認し、ディティールな話を聞き、相談の過程で情報が逆になっていないかも確認しましょう。
いくつかの実績を経験したうえで、自分の要望に最も適した連携が可能か判断することが大切です。
連携不足では、工事の品質も下がる可能性があります。
少しでも不安な点を感じたら、施工前に詰めて談合しておきましょう。
アフターサービス
工事完成後に問題が発生した際の対応やメンテナンス体制も確認しておく必要があります。
保証期間やサポートコールの対応の速度、特に急いだ問題に対してどのように反応してくれるかも大切な選定基準です。
少しの不具合も改善しようとする姿勢が見えるか、ヒアリング時の説明と節約の有無を確認しましょう。
顧客との信頼関係の築きやすさ
工務店のスタッフの対応態度や文化は、信頼関係の構築のしやすさを大きく影響します。
最初のカウンセリングやヒアリングの場で、幸先に疑問や不安な点をきちんと談詢できる空気があるかどうかを見極めることが、以後の信頼関係を築く上でも必要です。
相談しづらさを感じるような場合は、施工後の問題発生時にもスムーズな対応が期待できないことがあるため、最初の印象を重視しましょう。
まとめ
リフォームを成功させるためには、任せられる工務店を找すことが非常に重要です。
後悔しないためにも、この記事で紹介した基本的ポイントを抑え、変化するニーズに対応できる工務店を選ぶことが必要です。
じっくりと質問をし、詳細な説明を求め、納得のいく工務店を選びましょう。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。
地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。
この記事を書いた人
中川 高士：あまねこう代表
営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。
