3月11日に想うこと

みなさんこんにちは。京都でマイホームの仕事を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。

東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

14年前の今日、中川にとっては忘れられない日です。

当時、中川はサラリーマン。京都のとある住宅会社に勤めていました。事務所で文字通り事務作業をしていた時、一本の電話を受けました。

「今すぐテレビをつけろ!!!!」
「大変なことになってる!!!!」

その会社の前社長からの電話でした。ものすごい勢いで言われ、何がなんだかしっかりと理解せぬまま会議室のテレビをオンに。

そして、その画面からは想像を絶する、本当に言葉にはできない、目を逸らしたいけれど逸らすことができない光景が目に飛び込んできたのです。

仙台市の会社|東日本大震災

当時勤めていた会社の本社は東京にありました。中川は京都支店所属。しかしその会社は東北は仙台市が発祥の会社で、実際の本部機能は仙台にあったのです。

仙台市、そして東京、両方ともが大きな被害に遭い、会社自体も大変でした。その日以降、とてもバタバタしていたのを覚えています。

教訓になっていない工務店が実在する

阪神淡路大震災、東日本大震災、能登半島地震、その他にもあります。自分が生きてきた人生の中でこれほど多くの大地震があるとは。

そして自分がその地震に大きく関わる建築の仕事をしているとは。

そう考えるとある種の使命みたいなものを感じます。偉そうに何かを語れる人間ではありませんが、とにかく構造に関するコンプライアンスを守らなければと思います。

というより、ルールを守って仕事をするのは当たり前です。人の生命に関わることなら尚更です。

しかし、その会社を退職した後に勤めた会社は平気で構造を傷つけたり取り払ったりする会社でした。

ある日、お客様との打ち合わせの際、木造住宅の筋交いの位置を変更しようとしたり、基礎を増築してそこに筋交いを確保したら大丈夫!という説明を社長がしたのです。

「そんなことして誰が責任を持つんですか!」

反射的に怒りを含めて言ってしまいました。しかし社長からの返答は「うるさい!俺が責任を持つ!」と。

本人は本気で言っていたのでしょう。けれども建築に携わる人間からの「どう責任をとるのか?」という質問の本来の意味は、

「構造をどのように担保するのか?」という専門的な質問です。

気力や感情を問うたわけでは無いのです。

「筋交いをたくさん設置するから大丈夫だ」と説明する社長に、

「偏心の検討はどうするんですか?」と聞くと、何を聞かれているのかわからない「ん?」という表情をしました。

本当に怖いことです。長年建築に携わり、しかも社長として工務店を経営している人間がまったく構造に関するエビデンスを理解していない、知りもしない。中川が独立を志したきっかけの一つです。

まとめ|311に想うこと

申し訳ありません。この日記で書きたかったのは、私たち建築のプロは日々移り変わる建築技術や担保の根拠、その他勉強をし続けなければならない、ということ。

そして、いまだに大切なことの勉強を怠っている工務店や住宅会社が存在していること。

皆さんがそのような工務店や住宅会社を選択しないように、あまねこうでは住まいづくりに関する情報を毎日アップしています。

、そしてこのことは、私・中川の自分自身に対する戒めとして毎日行っています。情報を発信する以上は、その通りに仕事をする。

間違ったことをしないよう楔として、乱文ではありますが本日の工事日記を記します。

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あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

中川 高士(あまねこう代表)

大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。

営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。

10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

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