フルリフォーム|フルリノベーション

リフォームの計画の際に、お客様から「フルリフォームで」と言われることが多々あります。
そして、住宅会社や工務店が「フルリフォームで」というケースも多くみられます。
「リノベーション」って「大型リフォームやフルリフォームと同じ意味でしょ」というお客様もいれば、プロの人も存在します。
今回は「フルリフォーム」」「フルリノベーション」という用語を解説します。
フルリフォームとは

まず、フルリフォームとはなんでしょうか。
明確なルールはないのですが、わかりやすく言うと
「間取りの変更などはほとんどなく、家中の傷んだところや内装、設備を入れ替える工事」、だと思ってください。
大掛かりなお化粧直しというわけです。
要するに「傷んだ部分を修繕する」という考え方がメインの場合は「リフォーム」だという解釈です。
リノベーションとは

さてではリノベーションとはなんでしょうか。
これは、「1から造り変える」とイメージしてください。
傷んだ部分を補修するというよりは、「今あるものを撤去して、新しいものにしてしまう工事」というわけです。
こうなると「リフォーム」とは意味が違ってくるのがご理解いただけると思います。
フルリノベーションとは
たまに聞く「フルリノベーション」とはなんでしょうか。
これはお客様との会話や、住宅会社・工務店の社内の会話などにおいて工事の規模をわかりやすく説明するための言葉ではないかと思います。
例えば、2階建ての家の、1階だけをリノベーションするような計画があったとします。
この計画が、2階もリノベーションすることになった場合に「フルリノベーション」と言われると、
「ああ、全部リノベーションするんだな」と聞いた方はわかります。こういった使い方をするのではないでしょうか。
まとめ|フルリフォーム|フルリノベーション

いかがでしょうか。
リフォームとリノベーションに関して、法律上や公的な言葉の違いは定められていません。
言葉を発する人の感覚で使い分けられているのです。ただ今回の記事に書いたルールが、建築業界でなんとなく認識している感覚ではないかと想像します。
リフォームとリノベーションの違いとは。
気になる人はぜひ住宅会社や工務店に聞いてみてください。意外とバラバラな答えになるかもしれませんね。
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この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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