外国人観光客向け|商業ビルの大改修工事です

みなさんこんにちは。京都市でリフォーム、リノベーションを手がける「あまねこう」工事担当の中川です。

さて、以前から少しずつ紹介している京都市での商業ビル台改修工事。進んでいます。外国人観光客向けの体感型施設です。

4階建てのビルの各フロアで趣向が異なり、さまざまな様相のフロアと部屋割りがなされています。

陰翳礼讃ってご存知でしょうか

みなさんの中には、「陰翳礼讃」という書籍をご存知の方もあるでしょうか。

これは谷崎潤一郎の随想的評論。要するに随筆です。

特筆すべきは当時の世の住まい、建築に関しての評論がとても素晴らしく表現されています。建築に携わる者にとってはバイブルというか教科書というか、それくらいの名著です。

その中でも、光に関する評論が中川は大好きでした。当時は今ほど照明器具が発達していません。故に陽光での明るさと、その影が織りなす造作が建築の醍醐味でありポイントであることが説かれています。

光の陰影|陰翳礼讃

陰翳礼讃の中には、光の陰影について書かれているページがあるんです。

その中に、太古の昔、日本でも海外でも「金」の装飾がもてはやされたのは、照明器具ではない微かな光を反射する「金」が素晴らしく、故に微かな光のもとで金は最高の内装や装飾だったわけです。
(ちょっと上手く表現できません。ぜひ実読をオススメします)

確かに、現在の明るすぎるくらいの照明器具で煌々と「金」を照らすと、それこそ「成金」のようなイメージになりかねません。

そして、今携わっているこの工事がまさに「陰翳礼讃」、「金」が映える部屋があるわけです。

さて、最終的にどんな内装になるのか。

乞うご期待です。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。

2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。

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