ペアローンで広がるマイホーム計画

ペアローンという住宅ローンを聞いたことはあるでしょうか。
例えば、ご夫婦で住宅ローンを借りるケースを想像してください。今までなら連帯債務という方法で住宅ローンを利用してきました。
こ連帯債務の場合は住宅ローンは一つです。
しかしペアローンは夫婦の場合は、二人それぞれが住宅ローンを組む、という考え方です。そしてこのペアローンがついにフラット35でも利用できるようになりました。
土地と建物の購入|住宅ローンをたくさん借入希望の方に有利
ペアローンでは、個々の収入などに応じてそれぞれが住宅ローンを借入れする方法です。場合によっては普通の収入合算よりも多くの金額を借りれる可能性もあります。
土地を購入して注文住宅を建築したい、都市部で建売住宅を購入したい、など高価格帯のマイホームに手が届きやすくなりますね。
毎月の返済などに問題はないのだけど、今ままでのローンだと利用できなかった、という人にはとても良い制度になっています。
そして、そのペアローンがフラット35でも利用できるようになったわけです。
フラット35とは
フラット35とは住宅金融支援機構が取り扱う住宅ローンです。昔の住宅金融公庫の後釜で、国が行う住宅取得支援の一環です。
通常の住宅ローンと違い金融機関の営利が目的ではないため、条件さえ満たせば誰でも利用できるのが特徴になっています。
それぞれ異なる条件で借入ができるのが特徴

ペアローンはそれぞれが異なる条件で住宅ローンを借りれることが特徴です。
例えば、
・異なる返済年数を設定できる。
・それぞれが団体信用生命保険が利用できる。
・返済口座を個別にできる
などなどです。
団体信用生命保険などで例えれば、片方の方は3大疾病タイプに加入、もう片方の方は通常の団体信用生命保険に加入、など状況に応じて設定できることが嬉しいポイントです。
親子で借入れも可能ですから、今までの親子ローンと違った利用の仕方ができるわけです。
まとめ

いかがでしょうか。
諸費用もそれぞれに必要などのデメリットもありますが、メリットを享受できる人も多く、マイホーム計画の強い味方になってくれそうです。
詳細は住宅金融支援機構のホームページに詳しく記載されています。またはマイホーム計画を依頼している住宅会社のご担当者にしっかり確認してご利用ください。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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