床の色と扉、ドアの色の関係
「こんなイメージにしたい!」
「あんなイメージに近づけたい!!」
マイホームの打ち合わせで、床、フローリングの色柄を選んだり、扉、ドアの色柄を選ぶのも楽しいと思います。
さて、そんな中でいざ色を選ぶとなった際によく「床と扉って同じ色の方が良いのですか?」と聞かれます。
実際、色や柄は揃えた方が良いのでしょうか。
フローリングと扉の色の関係
結論から書くと、フローリングの色と扉の色を揃えなければならない、ということはありません。
色の組み合わせで部屋の印象が大きく変わるので、好みの雰囲気をしっかり掴むことでイメージした雰囲気に近づくと思います。
統一感を出したい場合は揃えることでより一層調和が取れた空間になります。
色柄の組み合わせを考えるのも家づくりの醍醐味です。
フローリングや扉の色を決める際の注意点
同系色からそうではない組み合わせもOKのフローリングと扉の色の組み合わせ。
しかし注意点もたくさんあります。注意すべきポイントをしっかりと押さえておかないと、ちぐはぐな印象の家になってしまいます。
注意すべきポイントを紹介します。
部屋ごとにフローリングの色を変える
お部屋ごとにフローリングの色を変えたい、という方が結構多くいらっしゃいます。
ご家族の好みに合わせ、各人のお部屋のフローリングの色をそれぞれバラバラに選ぶわけです。
この場合、注意すべきはドアの色。部屋とローカのフローリングの色を違う色にした場合、ドアの色をどちらのフローリングに合わせるのか、という問題が発生します。
これを気にせず色を適当に選んでしまうと、落ち着かない雰囲気や締まりのないインテリアになってしまうこともあります。
ホワイトのドアなど、どのフローリングの色にも合う色なら良いのですが、ホワイトのドアを嫌う人もいらっしゃるので、フローリングの色を各部屋で変更するのは要注意です。
造作材の色で印象が変わる
また、巾木、廻り縁などの造作材でも部屋の印象は大きく変わります。
巾木というのはフローリングと壁の隅の部材、廻り縁は天井と壁の隅の部材のことです。
フローリングや扉と同じ色にするとより一層統一感のある落ち着いた雰囲気に。
濃い色で揃えたりすると重量感のある高級な感じにもなります。
最近では廻り縁を設置しない家も増えています。廻り縁がないと部屋の上部に色がなくなるので軽快なイメージを醸し出します。
例え濃い色で床や扉を揃えたりしても、廻り縁がなければ少し軽い雰囲気になるので不思議です。
まとめ
いずれにせよ、フローリングと扉、ドアの色や柄を揃えないといけないということはありません。
また、色を変えなければならない、ということもありません。
組み合わせの色などは、インテリアコーディネーターや経験のある担当者に相談するのが良いでしょう。
せっかくのマイホームです。好みの空間に仕上がるよう色や柄にもこだわり素敵なお住まいになるよう願ってやみません。
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地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。
この記事を書いた人
中川 高士:あまねこう代表
営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。
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