水災ハザードマップの活用と注意点

ハザードマップをご存知でしょうか。ゲリラ豪雨や線状降水帯などによる水害の発生もあり、よく耳にするようになりました。2024年10月からは火災保険の水害の料率がアップしました。火災保険も過去最高に上がるというニュースも飛び出してきました。

水災ハザードマップ

ハザードマップのうち、水災ハザードマップというものがあります。水災による自然災害が発生した場合、該当するエリアにどのような危険性があるのかがわかる地図です。

水害ハザードマップは、洪水や津波など色々ある水害のうち、「内水」「洪水」「高潮」の3つを示すもの。

「内水」は聞き慣れないと思います。「出水」ともいい、水路や下水管の浸水のことです。

H3 水害ハザードマップはどこで入手するのか

ハザードマップ自体は自治体で作成されています。お住まいの地域の役所のHPで閲覧が可能です。

国土交通省にも「ハザードマップポータルサイト」があります。参考までにアクセスしてみてください。

参考までに、京都市の水害ハザードマップです。

不動産取引とハザードマップの関係

土地を購入して注文住宅を建てる場合や、建売り、マンションを購入するなど不動産売買でマイホームを手に入れる方も多いでしょう。

この場合、不動産取引でも購入者にハザードマップでの説明が法律で義務になっています。

(そのエリアにおける説明なのでピンポイントでの説明義務ではありません)

万が一の場合の避難場所の確認など、意識を持つことが重要です。

まとめ

水災に関するハザードマップについて解説いたしました。注意点は「ハザードマップのエリアに入っていないから安心、というわけではありません。

また、エリア内だから買ってはいけない、とか、危険だ、という解釈をするためのマップでもありません。あくまでも意識を持つためのマップだと思ってください。

正しい情報で理解し、判断をすることで不動産取引時のトラブルなども避けられると思います。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。

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