雨漏れの現場調査に行ってきました

 京都市で注文住宅、リノベーションを手がける「あまねこう」工事担当の中川です。雨漏れの現場調査に行ってきました。先日の京都市のゲリラ豪雨でかなり漏れて、一度見て欲しいとのご要望で行ってきました。

ご紹介いただきました

 お客様からのご紹介で伺いました。雨漏れなど修繕工事のことを建築業界では「営繕」と言います。実は、あまねこうでは新規の営繕工事は承っておりません。

 これは、営繕の仕事が「イヤ」ということではありません。営繕工事の場合は一刻を争うことが多く、専門部隊を抱えている工務店の方が速く対応できて「お客様のためになる」という判断からです。

 なんでもかんでも「やります!」と言って、できない工務店をたくさん見てきました。結果、お客様にご迷惑をかけるので「欲」を出さないようにしています。

 とはいえ、今までのお客様や、お客様からのご紹介の場合は対応させていただいております。今までのお客様のアフターメンテナンスは当然です。紹介のご新規の場合は「一刻を争う」ということが少ないことと、お客様のご期待を裏切れないからです。

雨漏れの原因は

 数年前にも雨漏れがあったそうです。その際、直してもらったのだけど、今回のゲリラ豪雨で漏れたとのこと。屋根の上に登って確認したらびっくりでした。

簡単に言うと、京都市特有の隣家との距離がほとんどないお住まい。屋根の上は、屋根の高さをずらし、お互いに共依存で雨水を流すような形状になっていました。

 以前補修した箇所、の部分がひどく、隣家の家に板金を留めていて、その板金の上部にコーキングを施工したそうです。雨漏れの原因はそこではなくその下。豪雨が降ると漏れるはずです。

 しかもその際の材料の残りでしょうか。コーキングの入れ物が雨樋の中に置いてありました。ひどい話です。。。

雨漏れは建物を傷める原因トップ3です

 何はともあれ、原因は分かったので、隣の家屋の雨樋の交換と、腐った板金の部分の補修。この機会にしっかりと補修した方がいいので、その他の懸念事項も修理することとなりました。

 修理できる内容でよかったです。雨漏れは建物を傷める要因のトップ3に入ります。外壁と屋根は定期的にチェックすることをオススメします。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。