通気胴縁を施工しました|外壁下地

 京都市で注文住宅やリノベーション工事を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。亀岡市での注文住宅の現場の外壁下地が進んでいます。

通気胴縁|通気工法

 通気工法、と言って皆さんはわかるでしょうか。木造住宅のほとんどは、壁の中の湿気が外部に出て行くように、外壁の外部側に通気層という空気が通る道を作ります。

この空気が通る道を作るために「胴縁」という材木を使って隙間を作り、この隙間が通気層になるわけです。

長期優良住宅|通気工法

 長期優良住宅においては、この通気工法は義務になっています。
(一部の例外はあるのですが、ほとんどそのようなケースを見ることがありません)

 そんなわけで今回の工事も長期優良住宅。通気胴縁を設置します。雨が漏れない限り、この胴縁が腐ったり傷んだりすることは現実的にはありません。ですが長期優良住宅ということもあり、防腐防蟻処理をした胴縁を採用しています。

長期優良住宅|通気工法とシックハウス症候群

 防腐防蟻剤はシックハウス症候群の原因にもなるので、長期優良住宅を検討する際は、計画段階でシックハウス症候群のこともお客様に説明と確認の必要がある、と本当に最近強く思うようになりました。

 「えっ!通気工法とシックハウス症候群って関係あるの」と興味をお持ちの方は、ブログの記事が参考になるのでご参照くださいませ。
ホウ酸による防蟻工事を行います
健康住宅とシロアリ対策の矛盾

 何はともあれ、着々と現場は進んでいっています。安全に無事に、そしてしっかりと進めてまいります。あっ、台風養生でめくっていた外部足場のシートも、元に戻しました。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。