台風養生を行いました|足場の外部ネットを巻く

 京都市で注文住宅を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。現在工事中の注文住宅の現場にて、台風に備えて養生を行いました。

 養生というのはあらゆる工事への備えのことを指します。塗装工事の際、余分なところに塗料が付かないようにテープやビニルを貼ったりとか。床を施工したあと、傷が付かないように床の上にクッション材を貼ったりなど、備えのことを指して言います。

台風養生|足場がメイン

 台風の場合は主に雨風への対策。今回の現場はサッシと防水紙の工事はすでに施工済み。間に合っていました。なので足場に設置している落下防止、落下物防止用のネットを巻き上げるのが養生のメインになります。

 ネットを張ったまま強風が吹くと風に煽られて足場が倒れたりなどの危険性があります。そのためネットを外し巻き上げておくわけです。職人さんに手伝っていただき完了しました。

台風養生|雨に関する余談

 恵みの雨、と言ったりして雨を請うこともありますが台風は別ですね。あらゆるケースで台風の被害がないことを願って止みません。

 余談ですが「梅雨(つゆ)」ってなぜ「梅の雨」と書くかご存知ですか。これは平安時代に雨が降らなくて困っている際に祈祷を行なった故事から「梅雨」と書くようになりました。

 雨乞いの際に梅の木の枝を奉じたそうです。そうするとなんと雨が降ったそうです。梅雨は雨が降る、と現代では思っていますが実際には雨が降らなくて困っていた、ということが起源なんですね。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。