京都市西京区で注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。木造住宅を建てたり、リフォームやリノベーションの際、使用する木材の種類が気になることがあると思います。
 建築では野材・構造材は針葉樹という木材を使用することがほとんどです。針葉樹と聞くと何やら難しい感じですが代表的な針葉樹は、松、杉、ヒノキ、です。
 ところで、杉、ヒノキと聞くとシロアリに強い、とか耐久性があるというイメージがあるのですが本当にそうでしょうか。

◼︎「総ヒノキの家にしてほしい」

 中川がこの業界に入った頃は「総ヒノキの家にしてくれ」と言われたことが数回あります。総ヒノキの家というのは、建物に使う木材をすべてヒノキにするという意味です。

 高価な木造住宅、防虫防蟻に良いというイメージからなのですが、防虫防蟻という観点で言えば「一般的に使う」ヒノキは決して虫に強い木材ではありません。

◼︎ヒノキ、杉の耐蟻性は中程度

 ヒノキ、杉の耐蟻性(シロアリ)は中程度です。答えから書くとシロアリの被害に遭います。どこでどうなってヒノキがシロアリに強いとなったのか。

(実は国を巻き込んがドラマがあるのですが)

 真面目にいうと天然乾燥したヒノキはかなり強いです。耐朽性も高く安心な木材。ただ、一般的に流通する木材は高温で乾燥され耐朽性に有効な成分が失われてしまっています。

 生えている樹木がシロアリ被害に遭っているのを見ることはありません。生きている樹木はそもそも強いのです。

 とはいえ乾燥木材を建築では使用するので、結論は「どんな種類の木材でもシロアリへの対策が必要」ということになります。

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