京都市西京区の工務店「あまねこう」の中川です。日経新聞に興味深い話題が出ていました。街、ニュータウンの再生の話です。昭和の時代のニュータウンの高齢化が進み、その街を開発造成した企業が未来に向けた再生に取り組む、というニュースです。西京区にも洛西ニュータウンがあり、興味深いニュースですね。 ◼︎街を作った責任 某企業は昭和の高度経済成長時代に開発造成し、現在では老朽化してしまった住宅団地の再生に動き出しました。古い各団地の代表者とシンポジウムも開催し具体的な再生活動に向けた議論がスタートしたようです。造成後50年以上経っていて高齢者の割合が37%以上の街もあるとのこと。小学校や幼稚園も廃校廃園になっており、その他にも問題はたくさんあります。 ◼︎街の再生は地域の再生 前述の学校の問題も、1クラスでも取り戻すと意気込みもあるようです。SDG’sも絡めて企業としての取り組みにはとても期待ができると感じます。古い家や街の再生が可視化されると、みるみる間に不動産としての価値も上がるのでは。街の再生に紐づいた不動産の価値が上がれば、売る人も買う人も安心だし、地域の価値も上がると思います。不動産、建築に携わる我々としては、見過ごせない重要な話題です。不動産を買ってリフォームする、リノベーションする、家を建てると考えているお客様には、こういった世の中の動きをぜひ知っておいてもらって購入計画に活かしていただきたいと思います。余談ですが、中川が若い頃にこの某企業に勤めていました。あの街たちが若返るのかと思うと感慨深いです。