ステキなデザインには目がいく

12月も押し迫り、今年中に2件のリノベーションのお引き渡しを控え、気持ちばかりが慌ただしい感じがします。
京都市西京区で自然素材、天然素材を使った住まいづくりを手がける「あまねこう」の中川です。

さて、そんな慌ただしいひと時に用を足すためにあるスペースに参りました。こういう時は慌てようもないので、ふぅ、と一息をつくくらいの余裕があるわけですがその時に目に入ったものがあります。リモコンです。

超有名メーカーですので皆さんもご存知だと思います。TOTOのウォシュレットのリモコンです。実はこのリモコン、中川は昔からちょっと苦手です。何かというとデザインが。商品そのもののデザイんではなく、この質感です。
画像で見るとシルバーでなんとなく良い感じですよね。この周辺に設置されている紙巻器などもステンレスでカッコイイ!
ただ、これって触ると樹脂‥要するにプラスチックなんですね。

何に投資するかは自分次第です

好みの問題なので、あくまで個人的な感想と見解です。プラスチックなら普通のプラ丸出しのリモコンで良いんです。このデザインというだけで金額は高くなるし、そもそもフェイクだし。年月が経つと周りに金属のものがあればあるほど、樹脂独特の経年劣化が目立つし。
(あくまでも個人の感想です)

昔の海外のハイエンドなオーディオのリモコンをご覧になったことはあるでしょうか。
たかがリモコン、されどリモコン。金属で作られていてズシっと重く、ボタンも程よい硬さ。押すたびに、その動作に高級感が漂います。
中川はオーディオが好きだったので語ってしまいますが、本体のデザインや性能に関して日本製品は「逸品」なのです。ただ、負けているのは副材。日本のオーディオはどんなハイエンドなものでもリモコンはプラ丸出しです。

一見ムダなものでも意味がある

少し違う話になりますが、Apple製品を購入したことがあるでしょうか。Appleの製品のパッケージ、要するに箱ってすごく高級感が漂います。開けてしまえばそれはゴミなのですが、手に取り、開けるというその行為に「自分はステキな買い物をした!」という気持ちの高鳴りを最大限に募らせてくれる最高のサービスだと思います。

ムダなものではあるかもしれません。が、そこに投じる労力や費用が満足度に大きく影響します。他と違う何かを得た、という満足感かもしれませんね。

プラスチックがダメ、という話ではありません。ホンモノとフェイク。見た目と実質。住まいづくりにも参考になる話題だと思い紹介させていただきました。
TOTOさん、今後もよろしくお願いいたします。