ダイニングテーブルを作る

新築でもリフォームやリノベーションでも、家具をどうしようかな、と考える機会は多いと思います。家具屋さんで調達する人がほとんどだと思いますが、本日は目的に合わせて作ることも可能ですよ、という紹介です。
京都市西京区で自然素材・天然素材を使った住まいを手がける「あまねこう」の中川です。

画像は注文住宅でお引き渡しをした後、暮らし方、使い勝手に合わせてダイニングテーブルを作って欲しいという依頼を受けご提供した際のもの。

写真を見ただけは何の変哲もないテーブル。しかも手作り感満載なだけだと思いますが、このテーブルの機能を紹介いたします。

天板が軽いので女性でも裏返せる

無垢材の天板。重いという印象が強いと思います。ですが、この天板は「シンゴン」という材木で「桐」の仲間。めちゃくちゃ軽いのが特徴です。

小さいお子様がテーブルの上で絵を描いたり、おもちゃで遊んだりしてテーブルの表面はかなり傷がついたり汚れたりします。
(無垢材の傷や汚れは簡単に直せるのですが、その方法の紹介はまたいずれ)

お客様がお越しになった際、見た目はさすがに気になりますよね。そんな時、無垢材の天板は裏返せば「あっ」という間に新品になるのです。
このシンゴンのテーブルは非常に軽いので、女性でもひっくり返せます。

座卓にもなる「脚」に注目

そしてこのテーブルのもう一つの特徴は「脚」。
この脚、実はウマにもなるのです。何のことかわからないですよね。要するにこの脚を横に倒すと座卓の高さになるのです。

座卓にした際の写真を撮り損ねました。申し訳ありません。
重ねて書きますが、テーブルを脚は固定していません。
この脚を寝かせると座卓になる。しかも前述のように天板は軽いのでこの作業が苦にならないのです。

年に数回、ご親戚を座卓にして宴を持つことがあるので、ということをお聞きしていたのでこのカタチでご提案。ご採用いただきました。

暮らしや生活のスタイル、目的をお聞きできれば、家具屋さんとは違う視点でお客様の望みが叶う一つの例となりました。D様、ありがとうございました。