住まいづくりの失敗例|タイル編

注文住宅でも、リフォーム・リノベーションでも、玄関周りにタイルを選ぶことが多いと思います。

しかしこのタイル、選び方によっては大きく失敗することも。本記事ではタイル選びの失敗事例を紹介いたします。

目次

タイルの代表的な特徴とは

玄関の足元にタイルを選ぶお客様は多いと思います。タイルの特徴が玄関周りに適しているからです。そのタイルの代表的な特徴としては、

・経年変化がほぼない
・薬品に強い
・清掃しやすい

ということが挙げられます。毎日土足で踏む玄関の床にピッタリの特徴です。

さて、こんな便利なタイルなのですが「タイル選びを失敗した」という声があります。

タイル選びのよくある失敗

便利な特徴を持つタイルを選ぶ際の失敗とは一体なんでしょうか。それは色です。

種類や色を選ぶのは楽しいですね。住まいの内外装をイメージし、場合によってはインテリアコーディネーターさんがバランスよく色合いを提案してくれます。

実際にタイルを選ぶ際のポイントは家の周囲の環境のチェックです。

通勤路、通学路に土や砂が多い道はありませんか?

濃い色のタイルの場合、土・砂の汚れはとても目立ちます。これらの汚れは湿ってる時は目立たず、乾くと目立ちます。

洗ってもその時は目立たず気がつかないのですが、乾くとまだ汚れいるということがよくあります。

薄い色のタイルが良いのか

濃い色のタイルは泥などの汚れが目立ちます。洗ってもまだ汚れている、ということも多いのです。

となると、薄い色のタイルが良いのでしょうか。

実は薄い色のタイルも問題になることがあります。薄い色のタイルはゴム底の靴が多いご家庭は少し注意。

黒いゴム底が「年」という時間の経過でこびり付くのです。暮らしはじめて数年してから、あれ?そういえばタイルが黒く汚れてるな、となっています。

家の外は高圧洗浄機ですぐにキレイになるのですが、家の中ではそうもいきません。また、高圧洗浄機が使えないタイルもあるので注意は必要です。

神経質になる必要はないのですが、モノを選ぶ際は周囲の環境とご家族の生活スタイルにも目を配りましょう。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

 リビング階段などは省エネ住宅と直結します。省エネ住宅は住宅性能で決まると思っているプロも多いですが、これは大きな間違いです。住み心地は性能だけでは決まりません。

 地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことは皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす業界歴28年の建築マルチプレーヤー。実家は工務店で幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。