トイレを選ぶ際に意外と知らないポイントとは

ご存知でしょうか。トイレを選ぶ際のポイントを。

我が家のトイレが故障し、まさにそのポイントを無視していたので困ったことになった「あまねこう」の中川です。

さて、みなさまはトイレをどんな基準で選んでらっしゃるでしょうか。

もちろん気に入ったメーカーの気に入ったトイレを購入されるのが良いのですが、せっかくなので気になるポイントを紹介いたします。

目次

災害時に差の出るタンクレスとタンク付き

まずはタンクレスとタンク付きの違い。

タンクレスはスッキリとしたデザインでなんだかテンションも上がります。最近はタンク付きのトイレも掃除がしやすくなっているのですが、なんとなくタンクレスの方がデザインとしては好まれているようです。

しかし実は災害時に差が出ます。

災害時、タンクがあるとタンクに水があれば流すことができるのですが、タンクレスだと流せないのですね。(タンクレスでもバケツなどで水が供給できれば流せます)

何より、タンクのおかげで災害時に水を溜めておくことが可能です。

修理と交換は大きく違う

そして故障の際の修理代が全然違います。

トイレの部品の保管は生産終了後7年から10年。最新の高級機種のトイレは器具代だけで40万円くらいしています。そして10年くらいで故障することは考えにくく、故障したタイミングでは部品がない、ということがあるのです。

最新のトイレは一体型なので、部品がない部分が壊れると交換しかできません。40万円ほどのトイレをまた購入することになるわけです。

ユーザーは深くまで知らずに購入している

トイレは「便器」と「便座」に分かれています。便座だけ交換すればいいと考えるのは甘く、今回は便器と便座の両方を交換する必要が。

便座だけ交換できるタイプもあります。

ですが、便座を買い直した次の年に便器の排水弁が故障してしまい便器を買い替えることになりクレームになったケースがある、とメーカーのメンテナンス担当の方から聞いたこともあります。

「デザイン+機能」か「ユーザビリティ」か

皆さんに知っておいて欲しいポイントはまさにこういうことです。

ロングセラーで、便器、便座がそれぞれ対応できる。もしくは便器便座一体型で丸ごと交換の際のコストが低いもの。

このようなトイレが長い目で見た際はメンテナンス上は良いトイレです。

最新の最高級機種を選ぶ必然性のあるお客様はもちろん最新機種を選んでください。

メンテナンスやアフターを重視する方は、今回のお話を参考にしていただければと思います。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

 リビング階段などは省エネ住宅と直結します。省エネ住宅は住宅性能で決まると思っているプロも多いですが、これは大きな間違いです。住み心地は性能だけでは決まりません。

 地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことは皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。