ペットは家族の一員として迎えられる存在になりました。

その一方で、「ペットのため」と思ってつくった住まいが、実は人にとって暮らしにくくなってしまうケースも少なくありません。

本当に快適な家とは、どちらかが我慢する家ではなく、ペットと人が自然に共存できる住まいです。この記事では、そのために意識したい家づくりの条件を整理します。

ペットのための家=人にとって快適な家、とは限らない

ペット仕様を意識しすぎると、掃除や管理が大変になったり、動線が使いにくくなったりすることがあります。

見た目や暮らしのリズムが崩れると、人のストレスは少しずつ溜まっていきます。その空気感は、意外とペットにも伝わるものです。人が落ち着いて暮らせない家では、ペットも安心して過ごしにくくなります。

ペットと人が快適に暮らすための基本条件

共通して大切なのは、「体感」と「無理のなさ」です。

まず、温度や湿度が安定していること。ペットは暑さや寒さに敏感で、急な温度変化は体調に影響します。人にとっても、年間を通して快適さが保たれる家は大きな安心につながります。

次に、音のストレスが少ないこと。生活音や鳴き声が響きやすい家では、どちらも落ち着きません。遮音と吸音をバランスよく考えることで、「音が消える」のではなく「気にならない」環境がつくれます。

さらに、床や仕上げ材との相性も重要です。滑りにくさや触れたときの感覚は、ペットの足腰だけでなく、人の体感にも影響します。

以前の記事が関連して役に立つと思います。より詳しく知りたい方はぜひご参照ください。

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無理をしないための住まいの工夫

完璧を目指さないことも大切です。

掃除しやすい素材や納まりは、日常の負担を減らし、結果的に暮らしを続けやすくします。また、ペットの居場所と人の動線を少し分けることで、お互いに落ち着ける距離感が生まれます。

常に刺激を受けない環境は、ペットにとっても安心材料になります。

これからの家づくりで意識したい視点

「ペットのための家」ではなく、「一緒に暮らすための家」という視点が大切です。

特別扱いしすぎず、日常に自然に溶け込む住まいは、人もペットも無理をしません。我慢しない暮らしこそが、住み心地を整え、長く心地よい共存を支えてくれます。

共存のためのちょっとした工夫をした住まいの実例があります。ぜひご参照ください。

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まとめ

ペットと人が快適に暮らせる家に、特別な正解はありません。

温度、音、素材、動線といった基本を整え、無理のない暮らしをつくることが大切です。どちらかが我慢する家ではなく、一緒に過ごす時間を自然に楽しめる住まいを目指してみてください。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。

2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。

住まいづくりで悩む方々へ

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いい住まいづくりをしないと失敗します。