
みなさんこんにちは。京都市で注文住宅を手掛ける「あまねこう」工事担当の中川です。
京都市南区で進めている注文住宅の基礎工事が中盤に差し掛かりました。捨てコンクリートを打設し、その後、基礎の要となる「配筋」作業を行いました。
配筋とは?基礎を支える鉄筋の組み上げ
配筋とは、基礎内部に鉄筋を組み上げる作業のことです。鉄筋の太さや組み方、間隔(ピッチ)はすべて構造計算によって決められています。その設計通りに正確に施工することで、住宅を長く支える強固な基礎が出来上がります。
第三者機関による「配筋検査」
配筋が完了した段階で行われるのが「配筋検査」です。
この検査は第三者機関によって実施され、瑕疵担保責任保険の保険法人が検査員として現場に入ります。簡単に言えば、図面通りに工事されていなければ保証も保険も適用できない、という仕組みです。
検査を受けないという選択肢はなく、必ずこの工程をクリアしなければなりません。つまり配筋検査は欠陥住宅を防ぎ、お客様に安心を提供するために非常に重要な役割を担っているのです。
検査結果は「一発合格」

今回の現場では無事に一発合格をいただきました。真夏の暑い中、丁寧に配筋を仕上げてくださった基礎屋さんには本当に感謝です。協力会社さんや職人さんのおかげで工事が順調に進んでいます。
配管用スリーブ管の仕込みも実施
配筋作業の完了時には、水道業者さんやガス業者さんにも現場に来てもらい、スリーブ管(配管用の筒)の仕込みを同時に行っています。これにより、後の給排水やガス配管がスムーズに進められるようになります。
まとめ
配筋検査は基礎工事の中でも特に重要な検査のひとつです。
正しく施工されていることを第三者が確認することで、お客様にとっても施工側にとっても安心につながります。着々と工事は進み、基礎工事もいよいよ終盤へと向かっています。
余談ですが、そういえば去年の今頃も注文住宅の基礎工事をしていました。暑い中の作業、重ねて感謝です。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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