歩行者専用道路に面した現場での緊張の解体工事

みなさんこんにちは。
京都市で注文住宅を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。
先日より着手していた京都市南区の注文住宅建て替え工事、
無事に解体撤去工事が完了いたしました。
今回の現場は、前面道路が歩行者専用道路に指定されている狭小地。
そのため、ご近隣の皆さまにご迷惑をおかけしないよう、特に慎重な施工管理が求められました。
現場の緊張感はありましたが、解体工事を担当してくださった業者様、職方のみなさんのおかげで、大きなトラブルもなく完了できたこと、本当に感謝しています。
注文住宅における「京都市の狭小地」の難しさ

今回のように、京都市の市街地では狭小地での建て替え工事が多く、
その分、現場管理には通常以上の配慮が求められます。
特にこの現場は、
- 前面道路幅員:約2.9m
- 工事車両を停めると歩行者の通行スペースがギリギリ
という条件。
一時的な車両の出入りすら、近隣への影響を最小限に抑える工夫が必要です。
「狭小地 × 建て替え × 注文住宅」という条件のもと、
毎回、工程の組み方や工事スケジュールには神経を使います。
解体工事の次は「地縄張り」と「地盤調査」へ
無事に解体が完了し、いよいよ次の工程「地縄張り」→「地盤調査」へと進みます。
これから先の基礎工事〜棟上げまでが、この現場にとって最も難しい山場となりそうです。
特に狭小地では、基礎工事中に資材搬入や作業スペースの確保に工夫が必要です。
ですが、お施主様の大切な住まいを、
ご近隣の皆さまにもご迷惑をかけることなく、丁寧に積み重ねていくことが、私たちの使命です。
まとめ|狭小地でも、丁寧な管理で安心できる住まいづくりを

京都市南区をはじめとする京都市内では、
敷地条件の厳しい狭小地での注文住宅のご相談が多くなっています。
その分、
- 設計段階での工夫
- 現場の安全管理
- ご近隣への配慮
といった見えない努力が、住まいづくりの質を左右します。慢心することなく常に最大限の努力でお客様の期待にしっかり応えられる現場運営を心がけてまいります。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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