はじめに

「愛犬と快適に暮らしたい」
「素材にこだわった家にしたい」
そう思って京都で家づくりを始めた方へ。 犬は床や空気、においに敏感な動物。特に、家の素材選びは愛犬の健康や快適さに直結します。
この記事では、愛犬に向かない素材の例と、無添加住宅が選ばれる理由を、京都の気候や住宅事情に合わせてわかりやすく解説します。
愛犬にとって"向かない素材"とは?避けたい家材リスト

滑りやすい合板フローリング
一般的な複合フローリングは、表面がツルツルと滑りやすく、愛犬の足腰に負担をかけます。
特にシニア犬の場合、滑る床は関節や背骨への影響が大きく、ヘルニアなどの原因になることも。
ビニールクロス(塩化ビニル系壁紙)
壁紙によく使われるビニールクロスは、においが染みつきやすく、調湿性もありません。 また、静電気によってホコリが付着しやすく、愛犬の皮膚や呼吸器に影響を及ぼす可能性があります。
さらに換毛期を迎える愛犬がいる場合は、静電気で抜け毛が壁にくっつく心配も。
化学接着剤・防腐剤を多用した建材
接着剤や合板などに含まれるホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)は、ペットにも有害です。 無垢や自然素材の風合いに見えても、中身が化学物質に頼った建材では、空気環境が悪化するリスクも高くなります。
京都の気候と愛犬の暮らしに合う無添加住宅の素材とは?

無垢材の床は足腰にやさしい
無添加住宅で使われるシンゴンや松などの無垢材の床(フローリング)は、適度な柔らかさと滑りにくさがあり、愛犬の足にやさしい素材です。 夏はさらっと、冬はほんのり温かみがあり、京都の四季にもなじみます。
漆喰の壁でにおいも湿気も抑える
無添加住宅の壁材で代表的なのが漆喰(しっくい)。
においや湿気を自然に吸着し、部屋の空気をすっきりと保ちます。 ビニールクロスのようににおいがこもらず、来客時にも「空気がきれい」と言われることが多い素材です。
化学物質を極力使わない家づくり
無添加住宅では、接着剤や防腐剤などの化学物質を極力使わずに建てるのが基本。
人と同じく、においや化学物質に敏感な愛犬にとっても、ストレスの少ない空気環境が得られます。
まとめ|愛犬も安心して暮らせる家を京都で建てるなら

家族の一員である愛犬のために、家づくりで「素材」にこだわることはとても大切です。 京都の風土と無添加住宅の素材は相性がよく、人にも犬にもやさしい家をつくるベースになります。
「ペット可」ではなく、「ペットが安心して暮らせる」家を一緒に考えてみませんか?
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
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