
みなさんこんにちは。
京都市で注文住宅、リフォーム、リノベーションを手がける「あまねこう」工事担当の中川です。
先日、「建築物石綿含有建材調査者(アスベスト調査者)」の講習に参加してきました。
漢字ばかりで少し難しそうに聞こえますが、建築物にアスベストが含まれているかどうかを調査するための資格です。
建築にはなぜアスベストが関係するのか?

昔の建築物、とくに2006年(平成18年)9月以前に建てられた建物には、内外装のさまざまな建材にアスベスト(石綿)が使用されていることがよくあります。
たとえ小さなリフォーム工事であっても、壁や天井などを一部解体・撤去する際にアスベストが関わる可能性は非常に高いのです。
2023年以降、アスベスト調査は義務化されています
2023年から、法改正により、建築物の解体・改修工事を行う際は、事前に専門資格を持つ「アスベスト調査者」による調査が義務付けられるようになりました。
このため、リフォームや建替えを検討する際にもアスベスト調査が必要になるケースが増えています。
あまねこうでアスベスト調査ができるようになりました!
これまで「あまねこう」では、アスベストの事前調査やサンプル採取は外注の専門業者に依頼していました。
しかし今回、私が正式にアスベスト調査者の資格を取得したことで、今後は社内で調査・報告を行うことが可能になります。
こんなケースでお役に立てます!
中古物件を購入してリフォーム・リノベーションする場合
中古マンションや中古戸建てを購入し、内装のリノベーションを検討する場合、アスベストの有無によって工事内容や費用が大きく変わる可能性があります。
中古戸建てを解体して注文住宅を建てる場合
購入後に建物を解体する場合、アスベストが含まれていれば除去費用や届出の手間が発生します。事前に把握しておけば、余計な出費を避けることができます。
「購入後に高額なアスベスト撤去費がかかった…」を防ぐために

物件を購入したあとにアスベストの存在が判明し、想定外の費用が発生するというケースは少なくありません。
特に2006年9月以前に建てられた建物を購入する際は、必ずアスベストの有無を確認するようにしましょう。
建物の事前調査の段階から、信頼できる工務店に相談することが大切です。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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