みなさんこんにちは。京都市西京区の工務店「あまねこう」工事担当の中川です。

7月1日、2025年分の「路線価」が発表されました。

ニュースでもご存じの方も多いかと思います。京都では今年も四条通(下京区四条通寺町東入ル)の地点が全国6位にランクイン。 1平方メートルあたり832万円という高い評価額です。

これは全国でも有数の商業地ということで当然の結果とも言えますが、私たちのように京都で家づくりをサポートする工務店にとっても、この数字は他人事ではありません。


「家づくり」と「土地価格」の関係

一般的に、家を建てようと思ったときにかかる費用は「建物+土地」です。

ですが、「土地」にかかる費用は年々上昇傾向。 特に京都のように観光需要があるエリアでは、その影響をダイレクトに受けやすいのが特徴です。

お客様からも「京都の土地って、なんでこんなに高いんですか?」という声をよくいただきます。 実際、土地価格の上昇が理由で郊外に目を向ける方も少なくありません。


工務店の立場から見える土地事情

こうした路線価の発表は、私たち工務店にとっても大切な指標です。

というのも、土地の価格によって「どこまで建物に予算をかけられるか」が大きく変わるからです。

例えば、ご希望のエリアで土地代が高い場合は、

・建物の広さをコンパクトに調整したり
・将来のリノベーションを見据えた設計を提案したり

といった工夫が必要になるような気がします。

また、土地選びの段階からご相談いただければ、路線価や周辺環境を踏まえたアドバイスもできます。


京都で家を建てたい人へ

今回の路線価の発表は、あくまで一つの目安です。

もちろん実際の取引価格とは異なることもありますが、「その地域の価値」や「資産性」を知る上ではとても重要な情報です。

京都で家を建てたい、暮らしたいと考えている方は、こうしたデータにも少し目を向けてみると、 「なぜそのエリアが人気なのか」「どんな選択肢があるのか」が見えてくるかもしれません。

今年の路線価、皆さんはどう感じましたか? 私も、京都の街の変化を感じながら、日々住まいづくりに取り組んでいきたいと思います。

(京都・西京区の小さな工務店 あまねこう の中川でした)

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。

2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。

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