人口の流入・流出はマイホーム取得に影響があるのか?

都道府県や市町村の人口の流入や流出に興味を持つ人は少ないかもしれません。
マイホーム取得計画を考えている人でも流入・流出が気になる人も少ないでしょう。
しかし、人口の流出・流入は不動産売買に少なからず影響があります。
・土地を買ってマイホームを建てる
(古家を購入して建てる)
・中古住宅を購入する
(購入してリフォームする)
などなどに関連するかもしれません。
首都圏の人口流入は13万人を超えた|住民基本台帳人口移動報告

2024年、首都圏の人口流入が13万人を超えたそうです。コロナ禍で約9万9千人まで激減していた流入が、この2年で約4割も増えたのです。
この人口の流入や流出を調べられる資料があります。「住民基本台帳人口移動報告」というもので国の統計資料です。
https://www.stat.go.jp/data/idou/2024np/jissu/youyaku/index.html
各都道府県別にも資料を見ることができるので、非常に役に立ちます。
京都市の人口流入はどうなのか?

さて、では京都市の人口の移動はどのようなものでしょうか。
住民基本台帳人口移動報告によると、2024年の京都市では、
他都道府県から転入:44,741人
他都道府県への転出:46,196人
1,455人の転出過多となっています。
都道府県や市町村にとってはたった1500人弱、とはなりません。住民税や固定資産税などの税収が減ると財政に影響が大きく出ます。
増えすぎる人口は行政のサービスが追いつかないなどの問題もあるのですが、減っていくと存亡に関わるの大きな関心ごとになるわけです。
ちなみに、京都府として数字を見ても転出過多となっています。京都府、京都市の課題です。
まとめ|京都市の人口流入・転出とマイホーム

いかがでしょうか。
なかなかピンとこない記事だと思いますが、流入、転入が少ないと不動産売買や賃貸に影響が出てきます。
売りたい人にとっては、買ってもらいたいけど売れない。
買いたい人にとっては、買いたいけど売り物件が少ない、などのような感じです。
すぐすぐ顕著な動きがあるわけではありませんが、経済的にみても転出が多い場合は我々暮らす人間にとってはマイナスの面が多く考えられます。
情報をしっかり読み解いて、ぜひマイホーム取得、住まいづくりにお役立ていただければ幸いです。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。