材木に塗装をしたい!ペンキ?ウレタン?何を塗る?|京都市で家を建てるなら

 京都市西京区で注文住宅・リノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。自然素材を使った住まいづくりの場合、塗装工事の割合が増えてきます。

 新建材と呼ばれる建材メーカーの既製品の場合は、数多くある色から決めるので塗装の必要はありません。

 そしてこの塗装工事、特に材木に塗る場合、その塗料により仕上げの雰囲気が変わります。さてどんなどんな塗装があるのでしょうか。紹介します。

▶︎ウレタン塗装

 まずはウレタン塗装。材木の色を大きく変えず、艶っぽく仕上がります。テーブルなどの家具やフローリングなどもウレタンが多用されています。防水性と撥水性が高いのが特徴で人気です。

 デメリットは材木の特徴を消してしまうこと。触り心地、木の呼吸などがなくなってしまいます。部分的に塗ることができないのもデメリットです。

 また経年で塗装が剥げた際には、古い塗膜を全て撤去してから塗り直すことになります。材木の大切な特徴を捨てることになるので、あまねこうではほぼ使用しません。

▶︎ペンキ

引用元:カベトップ公式HP:ラップサイディングとは⁉メリットやデメリット、注意点なども紹介

 ペンキは材木に塗ると独特の雰囲気が出てステキです。健康住宅という括りの場合はシンナーなどの揮発性有機化合物の問題はありますが、気にならない人にとっては選択肢として良いと思います。

 アーリーアメリカンな感じ、というと雰囲気が伝わるでしょうか。手作り感が満載でオススメです。水性のものはDIYなどでも塗りやすく人気です。

▶︎オイル(浸透系塗料)

 あまねこうで一番多く、オススメなのがオイル塗装です。健康配慮された天然オイルの塗料もあります。なんと言っても木の質感や呼吸など材木の特徴を損なわないのが魅力です。

 細かく分類するとまだまだ塗料の種類はあります。塗装をお考えの方は住まいのイメージと照らし合わせて、最適な塗装を選び、楽しんでいただきたいと思います。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。