リフォームの際、家具の移動はどうしたらいいのか|あまねこうが解説します

 京都市西京区でリノベーションや注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。早速ですが、リフォーム工事の際、家具の移動や保管が必要になることがあります。移動しながらできるものは、移動させながらビニルシートを被せたりする「養生」と呼ばれる作業を行います。

しかし、家電やパソコン、精密機械にとって埃は大敵です。養生をしてもリスクが高いので一時的に保管をした方が良いと思います。

▶︎家具を移動するスペースがない時

 また、移動できるスペースがある場合は良いのですが、そういったスペースがない場合はどうしたらいいのでしょうか。この際は一時的に保管できるスペースをレンタルしたり、倉庫を借りたりという必要があります。

 さらに注意点として、室内で何度も移動が必要な場合、家具移動の費用が発生することも多いです。「少しだけなら」と考えるお客様の気持ちもよくわかるのですが、家具の移動は立派な仕事。人手と時間が必要となってしまいます。

 私の経験ですが家具の移動と養生だけで半日、ということもありました。そして移動した家具をさらに移動しまた養生。さらに移動、と繰り返しますからそれだけ工程も伸びていきます。

 ということはそれだけの人件費が事実かかってしまいます。となると、最初から倉庫をレンタルして家具を保管し、工事を終わらせた方が費用的には安くつく、ということもあるわけですね。

▶︎リノベーションの際の家具移動はどうするのか

 リノベーションの際はどうでしょうか。スケルトンにすることが多いリノベーションですが、住みながらリノベーションをしたことが数回あります。

 3階建てなどで、各階ごとに工事を行なっていくわけです。この際も家具移動が必要ですし、上下階での移動になるので大変です。そして何より、やはりお施主様のストレスは半端ありません。

 水道、電気なども止めないように工事が必要です。それでも度々の止水や停電は必要となります。

 家具の移動とは少し話が違いますが、いずれにせよ家具移動などはしっかり考えて計画を練ることが大切です。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。