家の外観をカッコよく見せたい

「カッコいい外観にしたい!」
家づくり、住まいづくりで、建物の外観やデザイン、気になる人は沢山いらっしゃると思います。

特に屋根の形状。切妻、寄棟、片流れと呼ばれる屋根の形状は住まいづくり真っ最中の方なら聞いたことがあるキーワードだと思います。

今回は、知っておくと外観がカッコよくなる技をご紹介します。

目次

屋根の構造の基本

まず屋根の構造で特に知っておいて欲しいのは「母屋(もや)」と「垂木(たるき)」と呼ばれる部分です。さらには瓦など屋根材の野地(のじ)という下地を支える部分。

屋根の形状は切妻、寄棟などいろいろありますが、上記の基本の構造は一緒です。

余談ですが、切妻の場合、屋根構造の垂木と呼ばれる先っぽをを隠す板のことを「鼻隠し」と呼びます。垂木の鼻を文字通り隠すからですね。

また同様に母屋の先っぽを隠す板を「破風(はふう)」と呼びます。

同じ板なのに呼び方が変わるのが興味深いですね。さらには、屋根形状が寄棟の場合、母屋の先っぽは見えなくなり、垂木の先っぽしか見えません。

要するに寄棟の屋根には「鼻隠し」はあるけれど「破風」はないわけです。

 

母屋に対して直行する方向に垂木は設置されます。この垂木をケラバの部分だけ横に設置するという方法を「横垂木」とか「ハシゴ」と現場では呼びます。

屋根を薄く魅せる|横垂木

さて、そのような屋根は建物の外観にとってはとても重要な部分になります。

しかし、意外と屋根の細かい構造に関して説明する工務店は少ないようです。

先に結論から書くと、屋根は薄く魅せる方が単純に「カッコよく」見えます。そうなると屋根の構造自体を薄くする必要があるわけです。

そんな時、一つの方法として「横垂木」という組み方があるんです。

母屋に対して直行する方向に垂木は設置されます。この垂木をケラバの部分だけ横に設置するという方法を「横垂木」とか「ハシゴ」と現場では呼びます。

この組み方で屋根を作ると、母屋の材料の厚み分だけ薄く組めるのです。

※端の垂木だけが横方向になっている

屋根のデザイン|線を細く魅せる

前述の横垂木で屋根を仕上げると、屋根を薄く仕上げることが可能です。

建物の外観の第一印象は細かいところには目がいきません。なんとなく全体像が目に入り「カッコいい」というような印象が芽生えます。

建物の外観を考える時、無意識に感じるのが細部のデザインです。屋根の厚みはとても重要です。さらには雨樋なども同様です。

雨樋は細くするというわけではありあませんが、色や種類、デザインで外観の印象が全く変わります。

外観も内装も目にみえる線の厚みとデザインはとても大事で、ぜひ周辺の建物の屋根の厚みをチェックしていただきたいと思います。樋に関しては別の機会に触れますが、外観デザインにこだわっている方には今回の「横垂木」を検討してみてください。

ちなみに、屋根は母屋と垂木など直行することで「井桁(いげた)」の形状になり地震の揺れに対応しています。横垂木など採用する場合は屋根荷重と構造計算は必須です。デザインだけ真似る、というのはNGですのでご注意ください。

まとめ|屋根のデザイン|建物の外観

※分厚い屋根の参考画像

いかがでしょうか。
外観も内装も目にみえる線の厚みとデザインはとても大事で、ぜひ周辺の建物の屋根の厚みをチェックしていただきたいと思います。

樋に関しては別の機会に触れますが、外観デザインにこだわっている方には今回の「横垂木」を検討してみてください。

現場での手間も増えるので、予算も少々アップしますが、予算がアップすることを嫌って「提案しない」住宅会社や工務店も多くあります。

外観を気にするなら知っておいて欲しいポイントなので誤解を恐れず紹介いたしました。

ちなみに、屋根は母屋と垂木など直行することで「井桁(いげた)」の形状になり地震の揺れに対応しています。

横垂木を採用する場合は屋根荷重と構造計算は必須です。デザインだけ真似る、というのはNGですのでご注意ください。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

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あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。