京都市西京区で注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。心地よい住まいという言葉をよく聞きます。心地いいという定義は色々あると思うのですが、あまねこうが考える心地よさを少しお伝えいたします。

◼︎毎日が心地いい

どんなことでもいいのですが、日常の中で意識していない心地よさが存在します。それは空気質だったり動線だったり、その他にもたくさんあると思います。それを創ることが我々作り手の責務でもあるわけです。

「毎日心地いい」と感じながら過ごすことは、住み始めると無くなっていく。いや、無くなるというよりは日常に溶け込むんだと思います。

◼︎例えば小上がりの和室

小上がりの和室、よく見る造作ですね。これを動線的に考えて「背もたれ」と兼用した造作です。リビングのTVの配置。希望のTV画面の大きさ。適切な視聴距離とソファをどうするかなどを勘案し、最終的にはソファを排して小上がりの和室を背もたれや椅子に見立てました。

こういう空間作りが「毎日が心地いい」ということにつながると思います。

間取り、プランが適当に決まることは絶対にありません。お客様の要望や今現在の暮らしぶりにヒントが隠されています。ご要望を聞いてすぐプランを用意する住宅会社さんが多いのですが、この対話が住まいづくりの中でとても重要です。ヒントを得るための対話に、あまねこうでは工夫をしています。どんな工夫か。それはまた改めてご紹介いたします。