ストレスを減らすキッチンの選択

リフォームやリノベーションではキッチンに悩む人が多いと思います。

おそらくそれは今までキッチンの使い勝手で悪いところを思い出し、ああでもない、こうでもない、と解決しようとお悩みだと思います。

また注文住宅においてもキッチン選びはメインの打ち合わせになることも多く、やはり今までのキッチンでの悩みを解消するために

今回の記事はそんなキッチンの悩みを大きく解決できるヒントになると思います。

目次

キッチンの選択肢

お客様からの依頼でシステムキッチンを決定するのに、LIXILさんのショールームに行く機会がありました。

お施主様のご要望である「ホワイトスタッコ」という面材の色目の確認です。

装備も色々選べるので本当に建材メーカーさんの研究に頭が下がるなぁと感嘆いたしました。

とはいえ、なかなか自分たちが要望するキッチンがなく迷子になってしまうお客様もいらっしゃいます。

そんな時、思い切ってキッチンを「創る」という選択肢があるのです。

創るキッチンの魅力

リフォームやリノベーションの場合、望む暮らし・想う暮らし方があり既製品では満足できないことが多くあります。

そんな時、思い切ってキッチンを製作するということをお勧めします。

オーダーキッチンの良いところの一つに、収納したいものをしっかりと聞き込んで、引き出しの高さなどを合わせることができる、ということがあります。

特にリノベーションは、暮らしに合わせて住まいに大きく手を入れるので、「どう使う」「どう暮らす」ということが注文住宅よりも圧倒的にシビアだと感じています。
(注文住宅は長い目で包括できる間取りや設備が好まれるからです)

木のキッチンは造作もやりやすい

例えば「木」で創るキッチンの良さは細かい造作が可能である、ということ。デザインも思うままにという楽しみがあります。

写真はキッチンのほとんどを「木」で製作しています。暮らし方をじっくり検討し、使うもの、収納の仕方など細かく検討しています。そして天板まで「木」で作ってあるのです。

木のキッチンは意外と水に強い

キッチンの天板に木を使うなんて、とほとんどの方が思うでしょう。しかし木は適度に柔らかく適度に硬く、水廻りにすごく適しています。

人造大理石などの天板だと硬くてガラスのコップや食器を置くのに「気を遣って意外と疲れる」という声をよく聞きます。子どもが強く置いてしまって怒ってしまった、なんていう声もあります。

毎日毎回、そんなストレスから解消されるのです。

そして皆さんが一番気になる水と油などの汚れにはどう対応するのか。

水と油の汚れにはどう対応するのか

「キッチンに木を使ったら水と油の汚れって気にならないの?」

ほとんどの人が感じるであろうこの疑問。実はとても簡単。オイルで仕上げます。植物性の専門のオイルがあります。

これを工事の際にしっかり擦り込むのです。こうするだけで水を弾き、油汚れにも当然強くなります。数年後の話をするならば表面をキレイに削れば、あっという間に新品にもなるのです。

凹んだり傷ついたりするのも直せます。汚れを取る方法もちゃんとあります。逆に言うと困ったことが全てなんとかなるのでガンガン使い込むことが可能です。

今までのストレスを解消できるキッチンに

製作キッチンの良いところは、カウンターの幅や、「シンクの横、もう少しスペースがあったら使いやすいのに」という悩みから解放されること。

既製品のキッチンだとストレスだったことが解消できるわけです。

そういう意味で、今までストレスだったことが激減できるので、リフォームやリノベーションをお考えのお客様は一度キッチンを制作するということを検討してみてはいかがでしょうか。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

 リビング階段などは省エネ住宅と直結します。省エネ住宅は住宅性能で決まると思っているプロも多いですが、これは大きな間違いです。住み心地は性能だけでは決まりません。

 地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことは皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす業界歴28年の建築マルチプレーヤー。実家は工務店で幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。