「養生工事」という名の工事をご存知ですか

朝晩はめっきり寒くなりました。昼はまだまだ暑い日がございます。着る服を考えるのが難しい日々が続きます。体調を崩さないように、みなさまご養生ください。
西京区で自然素材を使う住まいを手がける「あまねこう」の中川です。

養生といえば…
京都市のあるマンションにて、リノベーション工事をスタートします。その準備として、共用部の養生工事に行ってまいりました。この養生工事って一体なに?そんなわけでご紹介いたします。

建築での「養生」と呼ぶ理由

「身体を大事にする」という意味から「保護する」という意味への転用なんだと思います。この養生工事、工事のここそこ、物、そういったものをビニルや布、シートなどで保護することを指しています。

何かを生み出すような作業ではないのですが、この養生工事無しでは建築はできません。
できるだけ予算をかけたくないところなのですが、この養生工事を怠っていたがために、大切なものに傷がついたり、工事をやり直すことになったりする場合が本当にあるんです。

養生工事の費用が安すぎる場合は要チェック

こちらのマンションの共用部の床の一部に天然石を敷いてありました。かなり凸凹があるのが特徴。解体工事の際に台車を頻繁に使うので、ブルーシートの下にプラダン(プラスチックで出来たダンボールのようなパネル)を敷いてあります。

また、建材や資材、仕上げ材なども現場で傷がつかないように、適時養生します。

養生工事は養生材と人件費から成り立ち、建築工事の内容や状況で見積もりが変わります。
お見積りなど、養生工事がちゃんと計上されているかどうか、チェックのポイントです。安いに越したことはないですが、ほとんど予算計上されてない時は(予算ゼロでは出来ない工事なので)しっかりと内容を確認することをオススメします。