みなさんこんにちは。西京区でリノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。

戸建のリノベーションをしていて、やりがいに感じることがいくつか存在します。その中の一つに「古いものを活かす」ということがあります。

これは、工事途中で思いつくこともあるのですが、今回は現地調査中に見つけたある物を「どう活かすか」とアイデアに結びつけたことを紹介します。
そのある物、とは梁丸太(はりまるた)です。

画像だと分かりにくいのですが、現場調査の際に小屋裏収納に梁丸太があることに見染められました。これを有機的に活かしたい、と考え間取りを考案。お客様に提案し採用されました。

◻︎工事中の梁丸太の様子

そのアイデアとは、2階の部屋のインテリアとロフトの間仕切りにしよう!
ということ。そう思いつき、寸法を出し、納まりを考え、現場であれこれ(結構大変でした)施工し完成。

寝転んだ時に頭の上の仕切り(境界)的に設置したら、こどもならテンション上がるぞ!と造りながら大変楽しかったことを思い出します。自分の「基地」みたいな感じです。

築およそ80年。御祖母さまから受け継いだという住まいを、潰して捨てるだけではなく活かすことができる。建築という仕事の本当の魅力だと思います。

耐震補強も行い、次世代へと繋がる素敵な仕事をさせていただきました。