みなさんこんにちは。西京区でリノベーション、リフォーム、注文住宅を手掛ける「あまねこう」の中川です。

長く住宅業界に携わっています。省エネ住宅を望むお客様は増えてきましたが、家電や電化製品の電気代を気にする方は比例していないように感じます。

省エネを気にして「熱交換型の換気扇は絶対!」というのに、その換気扇(24時間365日稼働)にかかる電気代と住宅の性能がマッチしていない…要するに住宅性能をアップしないことで発生するロスの方が圧倒的に多い、という住まいを建てようとした方が実際にいらっしゃいました。
難しい話はさておき、今日は洗濯機を使って、簡単に家電製品の電気代を計算する方法をお伝えします。

消費電力「Wh  × 電気代(1時間あたり)÷ 1000

これだけです。算数としては計算の順番が違うのですが、とにかくこういうこと(笑)

例えば、
あるメーカーのドラム式の洗濯機の「洗濯時」の消費電力は「約68Wh」。
関西電力の電気代が「約29円(契約内容により異なります)」

68 × 29 ÷ 1000= 1.972

1時間あたり「約2円」ですね。計算は簡単です。今日のポイントは暮らし方、住まい方で選ぶべき家電製品が変わるので、住まいづくりの際は、家電製品の見直しと、消費電力の一覧表を作りましょう、ということ。

ご存知の方が多いと思いますが、家庭用洗濯機で乾燥を使う場合はドラム式の方が圧倒的に電気代が安いんですね。縦型洗濯機は構造上乾燥の電気代は高くつきます。

そして、ドラム式でも洗濯は高いけど乾燥は安い、洗濯は高いけど乾燥も高い、洗濯も乾燥も安い、などメーカーによって全然違うのです。

ヘタをするとお風呂の乾燥機の方が安い場合もあります。
(縦型を使っている人はユニットバスの乾燥機のほうが安いかも)
乾燥をよく使うご家庭は要チェックです。

暮らしのスタイルに合わせ家電を選ぶことも省エネ住宅を得る知恵の一つですね。
そして住まいの性能ばかりに目を奪われていると、実生活で光熱費を垂れ流すかもしれないので注意しましょう。