京都市西京区で自然素材を使った住まいづくりを手がける「あまねこう」の中川です。できるだけスッキリしたインテリアにしたい。でもどうやったらいいのかわからない。そんな時の考え方をひとつ紹介します。 ◼︎線を減らすことでスッキリとしたインテリアに インテリアの線を減らしましょう。具体的に言うと完成した内装をイメージして、枠や部材、目につくところに線として見えるものを減らすのです。例えばリビングドア。 画像を見ると分かりますが、上の枠と下の枠がありません。たったこれだけのことでヤボったく見えなくなったりします。他には、サッシの枠とカーテンを取り付ける枠を同じにしたり。どういうことか。 画像のサッシ、分かりにくいですが枠の出幅を大きく取り、カーテンをそこに吊るすことで、「枠」「カーテンレール」という二つの部材が一つになり、目立つ線を減らしています。余談ですが、枠が横に伸びているのは、ウォールカーテンといいヒダを取らないカーテンを吊るすことで、その柄を楽しむ、という遊び心。ヒダを取らないのでカーテンの生地も安価に納まります。 ◼︎枠の厚みにこだわってみる 窓やドアの枠の厚みが何mmか知っている人は少ないと思います。量産メーカーの既製品(パナソニック、LIXILなど)なら大体24~25mm。そしてこれが当たり前のような感じですが、本気で取り組むなら20mmくらいで作れば良いのです。24mmと20mmだと印象はすごく違います。シュッと見せたい。スッキリ見せたい、というような時はオススメです。注文住宅、リノベーションなど本当の意味での自由設計というのは、このような細部に醍醐味があるのだと思います。