「インテリア、なんだかスッキリしない」
「なんか部屋の中がヤボったい」
インテリアに関して、具体的にどうとは言えないんだけど、何かスッキリしないと思っている方は多いと思います。

できるだけスッキリしたインテリアにしたい。でもどうやったらいいのかわからない。マイホームを計画中であればそんな時の考え方をひとつ紹介します。

線を減らすことでスッキリとしたインテリアに

スッキリしたインテリアのためにできることの一つが「線」です。

「線」というのは部屋の中に見える線のこと。具体的に言うと完成した内装をイメージしてみてください。ドアの枠や窓の枠。様々な部材。カーテンレールもその一つ。とにかく、目につくところに線として見えるもの。

こういった「線」を減らすことでスッキリした印象のインテリアに近づきます。

(例)リビングドア

例えばリビングドアを見てみましょう。

画像を見ると分かりますが、ドアの上の枠と下の枠がありません。たったこれだけのことでヤボったく見えなくなったりします。

また、ドアの枠の色は黒なのですがそれの建材は白や白っぽいものにしています。こうすることで目立つ線をドアのみにしています。

サッシの枠とカーテンレールの工夫

他には、サッシの枠とカーテンを取り付ける枠を同じにしたりしてみると面白いです。

画像のサッシ、分かりにくいですが枠の出幅を大きく取っています。

カーテンレールその枠の下端に設置。カーテンをそこに吊るすことで、「枠」「カーテンレール」という二つの部材が一つになり、目立つ線を減らしています。

余談ですが、枠が横に伸びているのがわかるでしょうか。

ウォールカーテンというヒダを取らないカーテンを吊るす予定です。そうすることでヒダがないので柄そのものを楽しむ、ということが可能に。かつ、ヒダを取らないのでカーテンの生地も安価に納まります。

伸びた枠の方にカーテンをずらすと、窓ガラスにカーテンが被らなくなり庭全景を楽しむことができるのもこの方法の特徴です。

窓やドアの枠の厚みにこだわってみる

みなさんは自分の家の窓やドアの枠の厚みが何mmか、ご存じですか。

それを知っている人は少ないと思います。

量産メーカーの既製品(パナソニック、LIXILなど)なら大体24~25mm。そしてこれがマイホームの当たり前になっています。しかし本気で取り組むなら枠の厚みも徹底的に拘りましょう。

薄くすることでインテリアがスッキリするなら、厚み20mmで枠を製作すれば良いのです。24mmと20mmだと印象はすごく違います。

「シュッと見せたい」
「スッキリ見せたい」
本気でそう思うならやってみる価値があります。とてもオススメです。

まとめ|インテリアをスッキリ魅せる

いかがでしょうか。

なんとなくインテリアを「スッキリ見せたい」ということから、具体的にイメージができてきたのではないでしょうか。

今回はマイホームの造作部分に光を当てて解説いたしました。他にもスッキリとしたインテリアに近づけるための方法はたくさんあります。

ところで、注文住宅、リノベーションなど本当の意味での自由設計というのは、このような細部に醍醐味があるのだと思います。マイホームをご計画中の方々にはぜひ参考にして欲しいと思います。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。

2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。

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