
京都市西京区で自然素材を活かした注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。
一般的な住宅では、床はフローリング、壁や天井はクロス、キッチンは既製品という仕上げが多く、構造の違いは外から見ても分かりにくいものです。
そこで今回は、『木造住宅だからこそ実現できる「梁丸太を見せるデザイン」』について、その魅力と注意点を解説します。
木造住宅ならではの現し(あらわし)という手法

木造住宅では、柱や梁をあえて見せる「現し(あらわし)」という手法があります。
梁を現すだけでも存在感がありますが、さらに梁に丸太を採用することでインパクトが増し、空間のアクセントにもなります。
コンクリートや鉄骨の建物でも構造を見せることは可能ですが、断熱や配線の制約から戸建て住宅での実現は難しいケースが多いため、木造住宅ならではの醍醐味といえます。
梁丸太がもたらす迫力とインテリア効果
梁丸太を見せると、自然素材ならではの質感が空間全体に広がり、「おっ!」と驚きを感じさせます。
やりすぎることなく、程よい存在感と温かみを与えるため、オンリーワンの住まいづくりを考えている方に最適です。
丸太を使うなら知っておきたい「切り旬」
丸太はいつでも使えるわけではありません。実は「切り旬」と呼ばれる伐採の最適な時期があります。
冬前に木が水分を多く吸い上げる時期に伐採してしまうと、丸太が過剰な水分を含んでしまい、カビや収縮の原因となります。
梁丸太を美しく長持ちさせるためには、この「切り旬」を守ることが大切です。
職人の技術が生む唯一無二の住まい

切り旬を守って伐採された丸太は、大工の技術によって刻まれ、住まいの梁として組み込まれます。
合板やビニールクロスにはない、自然素材の温かみと味わいが空間に生まれます。
自然素材は「ただ使う」のではなく、「正しく使う」ことで真価を発揮します。その違いを理解して施工できる工務店に依頼することが、後悔のない家づくりにつながります。
まとめ:梁丸太で自然素材の魅力を最大限に

梁丸太を取り入れた現しのデザインは、木造住宅ならではの大きな魅力です。
自然素材を適切に扱い、空間に独自の表情を加えることで、住まいはより心地よく、唯一無二のものになります。京都市西京区で自然素材を活かした家づくりをお考えの方は、ぜひ「あまねこう」にご相談ください。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
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いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。