無垢フローリングは、足触りのよさや木の表情が魅力です。一方で

・「傷つきやすい?」
・「反る?」
・「すき間が空く?」

と不安も出やすい素材でもあります。

結論から言うと、無垢フローリングは「木そのもの」なので、室内の湿度や温度の変化で伸び縮みしやすい前提があります。

特徴を理解して選べば、後悔は減らせます。この記事では注意点と対策を初心者向けに整理してみます。

無垢フローリングは「湿度で伸び縮みする」ので起きること

無垢フローリングは、乾燥すると縮み、湿気が多いと膨らみやすい性質があります。

だからこそ、季節や暮らし方によって床の状態が変化することがあります。これは欠陥というより、素材の性質として起こり得ることだと知っておくと安心です。

傷はつく:だからこそ「何を良しとするか」

無垢フローリングは表面がやわらかい樹種ほど、へこみやすい傾向があります。

椅子を引いた跡、おもちゃを落とした跡、ペットの爪など、生活の中で小さな傷は入りやすいです。

ここは「傷が一切つかない床」を目指すより、傷を「味」として受け入れられるか、できるだけきれいに保ちたいかで向き不向きが分かれます。

無垢フローリングに付いたキズを簡単に直す方法を動画にしています。興味のある方はぜひご参照ください。

反り・すき間は“湿度変化”で起きやすい

乾燥が強い時期は板が縮んで、板と板の間にすき間が出ることがあります。

反対に湿気が多い時期は膨らみやすく、床鳴りや、わずかな盛り上がりが気になる場合もあります。

大切なのは「ゼロにする」ではなく、「起きにくくする選び方」と「起きたときに慌てない理解」を持つことです。

「どれくらい?」の答え:ゼロではなく“条件で変わる”

「すき間は何ミリくらい?」と聞きたくなるところですが、無垢フローリングは条件で変わるため、数字で一律に言い切るのが難しい素材です。

出やすさは、木の種類や板のサイズ、施工方法、そして室内環境で変わります。

影響する条件:樹種/厚み/幅など

同じ無垢フローリングでも、樹種によって硬さや動きやすさの傾向が違います。

また一般に、板の幅が広いほど伸び縮みの影響が見えやすいことがあります。「見た目の好み(幅広が好き)」と「変化の出にくさ(安定性)」のバランスを取るのが現実的です。

施工と環境:貼り方・下地・空調で差が出る

すき間を見越した施工がされているか、下地が平滑か、床下の環境がどうかで差が出ます。

床暖房は対応可否があるので、採用予定なら必ず確認が必要です。

また暮らし方としては、冬場の過乾燥を抑える(加湿や換気のバランスを取る)ことで、変化が強く出にくいこともあります。

後悔しない選び方と対策(初心者向け)

無垢フローリングで後悔を減らすコツは、「生活に合う樹種」と「仕上げ(塗装)」をセットで考えることです。どちらも、見た目だけでなく、手入れのしやすさに直結します。

樹種選び:硬さと表情のバランス

一般に、硬めの樹種は傷が入りにくい傾向があり、やわらかめの樹種は足触りがやさしい反面、へこみが出やすいことがあります。

小さなお子さんやペットがいる家庭、椅子をよく動かす暮らしなら、傷は付くものだと想像して選ぶと安心です。

仕上げ(塗装)の違い:汚れやすさと補修の考え方

仕上げには、木の質感を感じやすいタイプと、表面を保護して汚れを拭き取りやすいタイプがあります。

「質感を優先したい」のか、「手入れをラクにしたい」のかでおすすめが変わります。気になる方は、同じ樹種でも仕上げ違いのサンプルを見比べると失敗が減ります。

受け入れラインを決める:サンプルと実例が近道

無垢フローリングは、どれだけ丁寧に扱っても生活の跡が残ります。

だからこそ「この程度ならOK」という家族の基準を先に決めるのが大切です。サンプルを触って、爪で押したときのへこみや、汚れの拭き取りやすさを確かめると、納得して選びやすくなります。

まとめ

  • 無垢は木そのものなので、傷・反り・すき間は起こり得ます。
  • どれくらい出るかは、樹種・板の幅や厚み・施工・室内環境で変わります。
  • ゼロを目指すより、「起きにくい選び方」と「受け入れライン」が重要です。
  • 樹種と仕上げ(塗装)をセットで考え、サンプルや実例で確認すると後悔が減ります。

まずは気になる樹種を2つに絞り、サンプルで触感と傷の入り方を比べてみてください。選びやすさが一段上がります。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
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あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。

2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。

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