みなさんこんにちは。京都市で注文住宅を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。

このたび、住宅ローンの固定金利型ローン「フラット35」の最新金利が発表されましたので、その内容とマイホーム計画に与える影響についてコメントします。

フラット35の金利、最新は「1.97%」に

2025年12月時点で、「返済年数21年以上・融資率90%以下」の条件でのフラット35の最頻金利が 年1.97% となっています。

これは前月比での上昇であり、「過去最高水準」と報じるメディアも見られます。

フラット35は、返済期間中ずっと金利が固定される「全期間固定金利型」の住宅ローンです。

そのため、今後の金利上昇リスクを避けられるのがメリットですが、今回のように、融資実行時の金利が上がっていると借入コスト全体が高くなる点は無視できません。

なぜ金利が上がったのか?最近の傾向

住宅ローンの固定金利水準は、主に「長期金利(10年国債利回りなど)」を基に決まります。

最近、この長期金利が上昇傾向にあるため、フラット35のような長期固定金利ローンの金利も引き上げられています。

これにより、これまで「低金利で借りられる」と考えていた層にも、ローン返済額の見直しを迫る状況が出てきました。

これから家を建てる人/マイホームを考えている人への注意点

マイホームの購入や建築を検討されている方の中には、

「自己資金を貯めてから」
「金利が下がったら借りたい」

と考えている人も多いと思います。

しかし、現在のように金利上昇が続く場合は、貯金をしている間にもローン金利が上がり、結果として返済額が跳ね上がる可能性があります。

もちろん「焦って借りろ」というわけではありません。ただ、「いつ借りるか」「どのローンを選ぶか」を考える際には、金利の動向を見ながら、

「今が有利か」「少し待つべきか」ではなく、「自分にとって最も合理的なタイミングとローンプラン」を慎重に検討することが大切です。

フラット35のメリット・リスクを改めて知っておきましょう

フラット35のメリットとしては、返済額が完済まで固定されることにより、将来の返済計画が立てやすい点が挙げられます。

一方で、融資実行時の金利が高めになっている期間に借りると、総返済額が割高になるというリスクがあります。

つまり、「固定金利の安心」と「現時点の金利水準」のバランスを見ながら、どのローンを選ぶか、あるいは借入タイミングを判断することが重要です。

まとめ:マイホーム計画は“金利も含めて”判断を

最近の長期金利上昇に伴い、固定金利型ローンの水準も上がっています。

だからこそ、マイホーム購入を検討されている方は、住宅ローン金利の“現在”と“将来”の両方を見据えて、最適な資金計画を立てていただきたいと思います。

ローンの条件やご相談については、いつでもお気軽にお問い合わせください。
「今このタイミングで借りるべきか?」「ローンの種類はどう選ぶべきか?」 — 一緒に考えましょう。

【参照・出典】

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。

2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。

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