「光熱費が高い…」
そう感じる方は多いのではないでしょうか。

光熱費が上がり続ける中、「どこを見直せば一番下がるのか」が気になる方も多いでしょう。節約術はいろいろありますが、効果を出すには、まず「光熱費が何に多く使われているか」を知ることが大切です。

この記事では、全国データをもとに“暖房”と“給湯”が光熱費の中心となる理由と、その見直し方をわかりやすく紹介します。

光熱費の大部分は“暖房と給湯”で決まる

資源エネルギー庁の統計では、家庭のエネルギー消費のうち給湯が約28%、暖房が約26%を占めるとされています。

合わせると半分以上になり、光熱費を下げたい場合は、この二つを重点的に改善することがもっとも効果的です。

給湯が減りにくい理由

給湯は季節に関係なく使うため、年間を通してエネルギー消費が続きます。

家族が多いほどお湯の使用量は増え、設備効率だけでは限界があります。「お湯が冷めにくい仕組み」や「配管のロスを減らす工夫」が重要になります。

暖房は住宅性能と地域性が影響

暖房は冬に集中しますが、住宅の断熱・気密性能によって必要なエネルギー量が大きく変わります。

特に京都のように底冷えが厳しい地域では、建物性能が不十分な場合、暖房費がかさみやすくなります。

どこを見直すと光熱費が下がるのか

暖房と給湯は、設備よりも「家のつくり」や「お湯のロスを減らす仕組み」の方が効果を発揮しやすい領域です。

給湯はロスを減らすのが近道

断熱浴槽や断熱配管を使うと、お湯が冷めにくくなり追い焚き回数が減ります。

給湯室から浴室やキッチンまでの距離を短くすると、湯待ちによる“流し捨て”も減らせます。給湯器の種類だけでなく、住宅の構造も省エネに大きく関わります。

暖房は“熱を逃がさない家”を目指す

暖房機器の性能だけでは限界があります。

断熱・気密が整った家では、外が寒くても室温が下がりにくく、暖房の稼働時間を減らせます。特に窓の断熱性能は暖房費に大きな影響を与えるポイントです。

まとめ

光熱費をしっかり下げたいなら、まず暖房と給湯に目を向けることが最も効果的です。

家庭のエネルギー消費の大部分を占めるため、改善による効果が大きく現れます。暖房は住宅性能、給湯はお湯のロスを減らす仕組みが鍵になるということを覚えておいて、住まいづくりにお役立てください。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。

2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。

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