みなさんこんにちは。京都市でリフォーム、リノベーション、店舗工事を手がける「あまねこう」の中川です。
簡易飲食店の改装工事が完了しました

先日より工事を行っていた、京都市東山区の簡易飲食店の改装工事が無事に完了しました。
お施主様から「10月6日までに営業許可を取得したい」とのご要望があり、少々スケジュールがタイトな中での工事でしたが、予定通り完了することができました。
そして先日、消防の検査・保健所の検査ともに無事合格。これで正式に営業が可能となりました。
お施主様は外国人|英語での打ち合わせに対応

今回のお施主様はイギリス出身の外国人の方で、日本語は一切通じず、すべて英語でのやりとりとなりました。
言葉の壁がある中での打ち合わせでしたが、できる限りのコミュニケーションを重ねながら、なんとか進めてまいりました。
居宅から簡易飲食店へのリノベーション

工事前の建物は、簡単に言えば一般的な住宅。
お施主様はワインを扱うお仕事をされており、これまではその住宅をワインの貯蔵に使っておられたようです。
今回は、その空間を簡易飲食店として営業できるようにリノベーションするというのが工事の目的でした。
住宅から簡易飲食店へと用途を変えるにあたっては、保健所(衛生管理)、消防(防災設備)、その他さまざまな法的基準を満たす必要があります。
高身長のお施主様向けに「造作木製キッチン」を提案

特に印象的だったのが、キッチン周りのご要望でした。
もともと設置されていた住宅用キッチンを撤去し、新たに厨房スペースを設けるにあたり、
「一般的な厨房用キッチンでは高さが低すぎて使えない」
「見た目も美しくない」
といったご意見をいただきました。
10月6日の開業に間に合わせるため、ステンレスキッチンなどの特注対応では納期が間に合わない可能性がありました。
そこで、自然素材を使った無垢の木製キッチンを造作する案をご提案したところ、非常に気に入っていただき、今回は木製の造作キッチンを採用することになりました。
消防・厨房ともに密度の高い工事に

厨房工事に加えて、消防工事も密度が高く、設計段階での検討・現場での調整も多く必要でした。
特に改装工事では「壁や床をめくってみたら、想定していなかった構造が出てきた」というのはよくあることですが、今回も例外ではなく、ヒヤリとする場面がありました。
それでも無事に引き渡しまでたどり着けて、本当にホッとしています。
10月6日開業の理由は「最強の吉日」だった?
ちなみに、同じ10月6日開業予定で、京都市伏見区でもエステサロンの店舗工事を同時進行で行っています。
後から知ったのですが、10月6日は「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる最強開運日とのこと。
開業・引越し・結婚などに縁起が良いとされる吉日だそうです。
なるほど、それでこの日を選ばれたのかと納得しました。
引き続き、伏見区の現場も無事に進行できるよう、気を引き締めてまいります。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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