みなさんこんにちは。
京都市で注文住宅を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。

今回は、京都市南区で進行中の注文住宅現場から、上棟(棟上げ)の様子をお届けします。
工事において大きな節目の一つである上棟を、無事故・無災害で無事に終えることができました。

そもそも「棟上げ」とは?

「棟が上がる」「棟を上げる」「上棟」など、言葉はさまざまに使われますが、
いずれも家づくりの中で構造体の骨組みが完成する節目を意味します。

木造住宅の場合は、柱や梁が組み上がり、最後に屋根の一番高い部分「棟(むね)」が取り付けられることから、「棟上げ」と呼ばれています。

完成した構造を見て、「ようやく家の形が見えてきた!」と感じられるタイミングでもあります。

今回の現場は京都市中心部の狭小地

今回の現場は、京都市の中心部、南区内の密集地エリア。
道幅が3mをわずかに切る狭小道路で、通常の大型トラックやクレーン車は進入できません。

そのため、今回の棟上げはすべて人力による「手上げ」で行うことになりました。

大工さん:5名
上げ屋さん(専門職):2名
合計7名体制での作業です。

警察署への申請と当日の対応

さらに、今回の現場は歩行者専用道路に面している立地のため、
所轄の警察署に対し、通行許可・道路使用許可の申請を事前に行い、正式に許可を得た上での作業となりました。

普段は車両の通行がないため、当日は歩行者や自転車の誘導を行いながらの慎重な施工。
結果的に車が通る道でなかったのは助かりましたが、警備員さんの的確な誘導が大きな安心材料となりました。

無事故・無災害で上棟完了!防水シートまで一気に

朝から作業を開始し、構造材の組み上げから屋根の防水シート施工まで、予定通りに進行。

作業は一日がかりでしたが、大工さんたちの手際の良さもあり、事故もトラブルもなく完了することができました。

何よりも、ご近隣の皆さまの温かい見守りとご協力、
そして普段からご近所づきあいを大切にされているお施主様ご夫妻のお人柄が、この棟上げを支えてくれたと感じています。

O様、上棟おめでとうございます

これで一つ、大きな節目を超えることができました。
とはいえ、ここからが本格的な工事の始まりでもあります。

引き続き、気を引き締めて、安全第一で丁寧に工事を進めてまいります。

O様、このたびは上棟、心よりお祝い申し上げます。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。

2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。

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