
こんにちは。今回は、「自然素材を使った無添加住宅はなぜ快適なのか?」という視点から、換気との関係性を解説します。
一般的な住宅では、空気のよどみや湿気、ニオイ対策のために換気扇が欠かせませんが、自然素材を使った住まいではそもそもの"空気の汚れ"が格段に少なくなるという事実、ご存知でしょうか?
室内の空気を汚さない、それが無添加住宅の大きな特長

ビニールクロスや合板フローリングを使った一般的な住宅では、建材に含まれる化学物質が少しずつ室内に放出され、それが室内の空気を汚す原因になります。これを「シックハウス症候群」のリスクとも呼びます。
一方、無添加住宅では、自然素材(漆喰・無垢材・天然石など)だけを使っているため、そもそも空気を汚す要素が存在しません。入居したその日から、まるで森林浴をしているような空気環境で暮らせるのです。
湿気にも強い!自然素材の調湿力

もうひとつの大きな特徴が、調湿機能です。漆喰や無垢材には、湿度を自動的に吸ったり吐いたりする働きがあります。たとえば、
- 雨の日やお風呂上がりなど、湿度が高い時 → 湿気を吸収
- 空気が乾燥する冬 → 湿気を放出
といったように、まるで呼吸するように湿度を調整してくれるため、ジメジメせず、乾燥もしすぎない心地よい空間を維持できます。
換気扇との併用で、理想的な住環境に

「自然素材の家だから、換気は不要?」というわけではありません。汚れが少ないとはいえ、料理やトイレ、洗濯物の部屋干しなど、生活による湿気やニオイは発生します。
ここで活躍するのが計画的な換気です。例えば、
- 24時間換気システムで空気を緩やかに入れ替える
- 入浴後や調理後は一時的に換気扇を活用
このように、自然素材の力と換気扇の補助を上手に組み合わせることで、常に澄んだ空気と快適な湿度環境を両立できるのです。
まとめ:自然素材 × 換気=ストレスフリーな暮らし

無添加住宅に暮らすということは、空気の質に守られた生活を送ることです。
- 化学物質を出さない素材選び
- 湿度を自律的に調節する素材の力
- 必要な場面でだけ換気扇を使う合理的な暮らし方
これらが組み合わさることで、夏も冬もストレスフリーな住環境が実現します。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。