「マイホームが欲しいけど、何から始めたらいいの?」
「結局、全部でいくらかかるの?」

家づくりにはワクワクがある一方で、情報が多すぎて混乱してしまう人も少なくありません。
この記事では、これから家を建てたい・買いたい方向けに、マイホーム購入の流れと費用の全体像を、プロの視点で分かりやすく解説します。

STEP1】理想の暮らしを考える(0円)

最初のステップは「どんな家を建てるか」ではなく、「どんな暮らしをしたいか」を考えることです。

  • 家族構成・将来の変化
  • 仕事や学校との距離感
  • 平屋?2階建て?3階建て?吹き抜けは必要?
  • 趣味やペットに配慮した間取りにしたい?

この段階は無料でできることなので、家族でじっくり時間をかけるのがおすすめです。

【STEP2】概算資金計画を立てる(目安:1~2週間)

マイホームにかかる主な費用項目

費用項目内容例
建物本体工事費家そのものの建築費
土地購入費土地代+仲介手数料など
諸費用登記・ローン手数料・保険など
外構・家具・家電庭・駐車場・引っ越しなど

注文住宅なら総額2,500万~4,500万円前後がボリュームゾーンですが、地域や仕様、選択する住宅会社によって大きく変わります。

住宅ローンの事前審査を受けよう

「自分たちがいくら借りられるか」を知るために、住宅ローンの事前審査を早めに受けるのが安心です。

【STEP3】住宅会社や物件の情報収集(目安:1~3ヶ月)

ここでようやく、ハウスメーカー・工務店・不動産会社などの検討に入ります。

情報収集の手段

  • インターネット(施工事例・費用・評判など)
  • SNS(リアルな口コミ)
  • 資料請求・カタログ比較
  • 住宅展示場や完成見学会への参加

2~3社に相談し、相見積もりを取ることが多いでしょう。焦らず、「自分たちに合う会社かどうか」を見極めましょう。何より、自分たちが望むことを得意にしている会社を選びましょう。

【STEP4】土地探しとプラン設計(目安:1ヶ月~1年)

土地を購入する場合は、並行して希望エリアや条件に合う土地を探します。
住宅会社によっては、土地探しからサポートしてくれるところもあります。

プランニングでは、間取り・収納・家事動線・断熱性能・耐震性などを話し合いながら設計していきます。

【STEP5】契約・着工・完成・引き渡し(目安:6ヶ月~1年)

プラン・見積もり・スケジュールに納得できたら、契約を交わし、工事がスタートします。契約時点から時間を換算すると1年以上かかるケースも存在します。

  • 地鎮祭
  • 着工→上棟→完成
  • 完成検査・引き渡し
  • 引っ越し・新生活スタート

ここまで来ると、いよいよマイホームの完成が現実味を帯びてきます。

【まとめ】マイホーム購入は「全体の流れ」と「総費用感」が見えてくると安心

注文住宅でも建売住宅でも、住まいづくり・家づくりには共通する「流れ」と「必要な費用」があります。
知らずに進めると「こんなはずじゃなかった…」と後悔することにも。

まずは理想の暮らしと予算をしっかり整理し、自分たちに合った住宅会社を探すことが、成功への第一歩です。

この記事に書いたことはあくまでも目安です。状況に応じてしっかりと担当の住宅会社に確認をしましょう。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。

住まいづくりで悩む方々へ

「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」

いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。