
「注文住宅って、まず何をすればいいの?」
マイホームを考え始めたばかりの方なら、誰もが一度は感じる疑問です。
この記事では、注文住宅で失敗しないために、初心者が最初にやるべき5つのステップを、2025年の最新事情をふまえて解説します。
後悔しない家づくりのために、ぜひ参考にしてください。
【ステップ①】理想の暮らしをイメージする

家づくりの第一歩は、「どんな家に住みたいか」よりも、「どんな暮らしをしたいか」を考えること。
たとえばこんな視点からイメージしましょう。
- 将来の家族構成は?
- 共働き?在宅ワークあり?
- 平屋がいい?吹き抜けのある開放的な家?
- ペットとの暮らしや趣味のスペースは?
この「理想の暮らし」が後の土地選び・住宅会社選び・間取り決めの軸になります。
【ステップ②】ざっくり予算を把握する

次に必要なのが、資金計画です。
注文住宅は建物価格だけでなく、土地・外構・諸費用・家具家電などが必要になります。
注文住宅の主な費用構成
- 建物本体工事費
- 土地代(ない場合は不要)
- 諸費用(設計料、登記費、保険など)
- 外構・設備・家具家電など
ローンで借りられる金額と、自己資金で出せる額を整理しておきましょう。
【ステップ③】住宅会社選びは「相性」と「専門性」がすべて

ここが最重要ポイントです。注文住宅を成功させるためには、自分の希望に合った住宅会社を選ぶ必要があります。
自分たちに合った会社って?
- 自然素材を使いたい→自然素材が得意な工務店
- デザイン重視→設計事務所系の住宅会社
- コスパ重視→ローコスト住宅の経験が豊富な会社
- 性能重視→断熱・耐震性能にこだわる会社
住宅会社ごとに得意分野・設計力・施工品質・対応力が大きく違います。
「なんとなく有名だから」で決めずに、自分たちの望むことを得意としている会社か?を見極める視点が大切です。
比較・検討のコツ
- 担当者との相性を見る
- 過去の施工事例や評判をチェックする
【ステップ④】土地探しとプラン設計へ

住宅会社が決まったら、土地探しとプランニングに入ります。
会社によっては、土地探しからサポートしてくれるところもあります。
土地探しのポイント
- 希望エリアの相場を調べる
- 日当たり・交通アクセス・周辺環境
- 法的制限(建ぺい率・容積率・接道)も確認
土地とプランは「セット」で考えるべきなので、プランの自由度と土地の条件を両立できるかがカギになります。
【ステップ⑤】信頼できるパートナーと一緒に進める

注文住宅は決めることが多く、完成までおよそ1年かかる長期プロジェクトです。
だからこそ、信頼できる住宅会社と伴走することが、成功の一番の近道になります。
- 質問への対応が丁寧か
- デメリットも正直に話してくれるか
- 打ち合わせで納得できているか
「この人となら一緒に家をつくっていけそう」そう思える住宅会社こそ、理想のパートナーです。
まとめ|「何から始めるか」で家づくりは9割決まる!

注文住宅は自由設計の魅力がある一方で、選択肢が多すぎて迷いやすいもの。
しかし、理想の暮らし→予算→住宅会社選びの順番をしっかり踏めば、自分たちに合った家づくりが見えてきます。
迷ったときは、専門家の意見や実際の体験談を参考にするのもおすすめです。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。
地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。