決り(しゃくり)工事中です
注文住宅の現場にて、ドアの枠やサッシの枠を設置しています。その際、内障子の敷居を設置します。その敷居の溝掘を大工さんが頑張ってくれています。
京都市西京区で注文住宅を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。
材木に溝を掘ったりする作業のことを「決り(しゃくり)」と言います。現在工事中のこの現場は既製品と呼ばれる建材メーカーの材料をほぼ使っていません。窓の枠なども全て木材から一本一本手作業で製作しています。

上の画像が「しゃくった枠」です。2mmほどしゃくっています。これは何かというと、

サッシのこの部分がピッタリ収まるように削っているわけです。この部分のことをアングルピースと言います。
通常(?)窓の枠をしゃくることはほとんどありません。既製品の枠を使う場合は枠の上にアングルピースを載せることが多いです。
ただ、意匠的に美しく魅せたい、スッキリ魅せたいなど意図がある場合はこのようにしゃくるわけです。
もちろん、作業量が圧倒的に増えるので時間も費用もかかるのですが、部屋をスッキリ見せたいという人は知っておくと良いと思います。
一度みなさんの家のサッシ枠を見てください。枠にピタッと収まっているのか載っかっているのか。
最近では既製品でもアングルピース部分をしゃくったものが販売されています。そういったものを採用するのも一つですね。
ところで敷居の溝しゃくりの写真を撮影し損ねました。またアップします。すいません。。。動画は撮影したので、そのうちyoutubeでもアップします。ぜひ。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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