京都市西京区で注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。

住宅・マイホームに於いては大工さん無しでは施工することができません。ビルの中や店舗などでは軽天(けいてん)と呼ばれる軽量鉄骨の部材を組み立てる施工が多く、これらは大工さんとはまた違う技術で行います。

◼︎大工ならではの仕事とは

画像は框(かまち)を「留め加工」と呼ばれる継ぎ手で納めた工事。斜め45度で繋いでいます。そりゃそうだろ、と思うかもしれませんが、1度ズレても隙間が開きます。
そしてここは玄関。住まいの顔ですからミスは許されません。これはやはり職人の技ですね。

最近は「いも継ぎ」と呼ばれ直角に木材を当てる加工が多いと思います。お部屋の窓の枠を見てください。縦の枠に横の枠が直角に当たっていませんか。

◼︎できない大工さんもいるそうです。

中川は以前、一級建築士ご夫婦のお住まいを建てさせていただきました。詳細の打ち合わせをしていた際、対面キッチンのカウンターを450mmの幅で設置し、そのまま90度で壁にする、という提案をしました。画像は違うお住まいですがイメージです。

この提案をした時、奥様からのお返事に驚きました。奥様はある大手住宅メーカーにご勤務されているのですが、

「うちの大工さんではこの加工ができない」とのこと。

文字通りできないそうで「留め加工禁止」だそうです。大手ですから納まりを統一するために特定の加工を禁止したりするのは理解できるのですが、技術的にできないので提案しないそうです。

これは揶揄をしているわけではありません。今は本当に大工不足なのですが、技術が継承されないことに不安を感じたのを覚えています。

とにもかくにも、仕上げにふと目を配った時、職人の技で美しく仕上がっている。そんな満足感の高い住まいづくりを心がけてまいります。

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